核分裂反応実験 - 32 -


ええと、ちょっと理系らしく解説。


いわゆる原子爆弾 *1 には、
二種類の爆発のさせかたがあります。

『銃身型』は爆発させるのは簡単ですがその材料となるU 235の精製が難しく、
また装置自体も大型になります。


『爆縮型』は材料となるPu 239の精製するのは比較的容易ですが、
爆発させる装置はかなりの精度が必要で、この精度が高いほど小型化できます。


どれくらいの精度が必要かというと、
『銃身型』では実験もせずにいきなり使用した米軍ですら、
事前に実験をしたくらいです。


で、このために必要なんですね、核実験というのは。


如何に球形に……というか均一に中心に……爆圧を集めるかって技術が重要なんです。

*1:えっ、某世界で言うところの『反応弾』ですか?。