救出劇 I  


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ついに、休日出勤することになる。


ことの起こりは、仕事が終わらなくて ……。


ではなくて、システムの開発が完了しなくて、
σ(-_-)が資料を作るためのデータが作成できなかったのである。

もちろん、業務としては開発が遅れた責任はシステムの開発者になるのだが、
σ(-_-)に言わせれば、最大の原因はσ(-_-)の上司!……だと思うんだ。


上司が考えたロジックがとんでもないもので、
通常の情報システム屋には思いつかないロジックなのである。


普通の情報システムの開発に精通していればしているほど、
開発にはそのこれまでの経験や開発思想が邪魔になるのである。


σ(-_-)に言わせれば、ふつうは情報システム系なら、
「ロジックは簡単」に、そしてそれをCPUパワーに任せて
多重ループでどんどん繰り返すというのが σ(^_^) の流儀なのである。


いっぽう、σ(-_-)の上司は制御システム出身。
誰も考え付かない開いた口が塞がらない複雑怪奇なロジックを考え出したのである。


それでいて、σ(-_-)の上司はそのことに気がついていないのだから
困ったもんである。


何度かの検証を終えて、システム が完成 から出力されるデータに
少なくとも間違いは見つからなくなったのが金曜日の PM 03:00 。


ぢゃぁ、これから全データを再計算します。
データ件数から鑑みて、計算が終了するのは ……


…… 2007.06.16 PM 11:00 ……。


それがわかった瞬間に帰り支度をするσ(-_-)。


なので、今日は仕方なく休日出勤。