システム導入に反対するシステム企画屋の σ(^_^)

ちょっと待て、ホントに SCM を導入すれば解決すると思っているのか?

ちょっと待て、ホントに SFA を導入すれば効率化すると思っているのか?


……というよりも、こんなSFAおんぼろ煙突、導入する価値があると思っているのか?。


何を、どう判断したら、導入する価値があるなどと主張できるのか? p(@O@)q 。


その前に、事前段階として、何が問題点となっていて、
それをどう解決したらいいか?という議論が必要不可欠なんぢゃないの? (?_?)。


単に、『 SFA 』 という三文字単語に酔っているだけぢゃないの?。


そもそも『 SFA 』 という概念が、ど〜〜ゆ〜〜ものだか理解しているの?。


業務負担を増やして、業務を悪化するだけぢゃないか!……
…… というのが、SFASiebalを導入すると聞いたときに、 σ(^_^) のそれまでの SFASiebal に関する知識から導いた、第一印象。


結局、無能な担当者は、なんど質問しても、進捗報告の場が設けられても、
「情報を共有することにより」「便利である」という国語的な発言を繰り返すのみであった。


ぢゃぁ、どんな情報を共有するのか?、そもそも営業活動をどのようにモデル化して、
いくつの段階に分けているのか?、
σ(^_^) は、そ〜〜ゆ〜〜ことを聞きたいのに、一向に具体的な回答はなく、
ただ時間だけが経過し、時間が経過するということは、
何の効果もなくライセンス費用だけが発生していったわけである。


いや、「何の効果もなく」ということはない。
トップダウンで導入させたため、無理矢理使わされたため、
業務負担が増えて業務効率が悪化していったわけである。


さて、どれくらいの費用がかかったのだろうか?。


σ(^_^) の独断と偏見による概算であるが、
まず、ハードがサーバが1000万円、モバイルPCが30万円×50台で計2500万円。
そして、ソフトが、サーバ用ソフトが5000万円、PC用ソフトが30万円×50台で計6500万円。
なんだかんだで、初期費用が合計1,0000,00001億円である ( 除く、カスタマイズ費用など )。


これに加えて、ソフトは年15% *1 のライセンス費用が発生するとして、概算1000万円/年。


導入ベンダーとしては、契約さえ済んでしまえば、
あとは導入に時間がかかればかかるほど儲かるわけで。


で、聞いたらベンダーからサーバルームに二人常駐していて、
ひとりが主任クラスで150万円/月、もうひとりが100万円/月。
ただ、座っているだけで、それだけの稼ぎ!、いいビジネスしてますなぁ〜〜。


そもそも、 σ(^_^) が常に嘆くに、
「 営業部門のPC能力はお世辞にも高いとは言えず …… 」という状態であり、
モバイルPCを配備されても、カバンの重みになるだけで、
情報の入力をするだめのスキルなどなかったのである。


このころ、 σ(^_^) は、
「 使えるだけの能力と保守できる最低限の能力を持っていること、
  それが、自分用のPCを配備される 『資格』 !。」
という主張を繰り返し、
また、それまでの経験から、
「役職と配備されるPCの処理能力は比例し、
 役職とPC能力は反比例する。」
という法則を導きだしていたのである。


さて、膨大な費用をかけて導入したSFAですが、一向に使われず、
おまけに、カスタマイズ費用と、Ver.UP 費用、
そして、Ver.UP 対応に必要となるメモリの増設と必要となる費用は嵩むばかり、
使い物にならないシステムにそれだけの費用、いいビジネスしてますなぁ〜〜。


ベンダーはさらに甘い囁きをします。
「活用するために、講師を駐在させて……」と。
講師の費用が300万円/人、それを主要拠点に配備するとして数名。
いいビジネスしてますなぁ〜〜。


このころの σ(^_^) といえば、システム企画屋でありながら、
「 多少の面子が潰れようと、多少の追加費用が発生しようと、
 『 SFAプロジェクト 』 は 直ちに中止すべき。
  それが、現状で望みうる『 SFAプロジェクト』での最良の選択。」
を、日々主張していたのである *2


σ(^_^) のシステム能力を知る部長さんから
「SFAシステム(もっと使いものになるように)どうにかしてくれよぉ〜〜」という悲鳴に対して、
「SFAシステムの年間……月でもいいですけど……の維持金額知ってますぅ?。
 あんな金額をかけるくらいなら、直ちにプロジェクトを中止して、
 その金額で、美人派遣社員を雇用して、顧客訪問に同行させるなり、
 事務処理させるなりした方が、よっぽど業務効率は上がりますし、
 意識も高揚しますよぉ〜〜。」
「だよねぇ〜〜!!。」


しかし、愚かなことに、よりSFAを有効活用するためにと、
さらなる台数のモバイルPCと追加予算が投入されたのである。


…… (-人-) 。


いわく、「 『 走り出してから、考える』 という選択肢もあるわけで ……。」…… 凸(-_-# 。


きっと、そう騙されて Project に参画させられたのだろうなぁ〜〜 (-人-) 。
 きっと自分自身をそうやって誤魔化しているのだろうなぁ〜〜 凸(-_-# 。
  考えずに走り出したってことは、その走り出した方向は出鱈目ってことぢゃないか!。
   だいたい、その走り出したってことの意味することは、ライセンス契約を締結してしまった、
    ライセンス料金や月額維持費が発生しているって意味ぢゃないのか? 凸(-_-# 。

ちょっと待て、ホントに ERP を導入すれば解決すると思っているのか?

*1:Siebel はライセンス費用が高いので有名だったので、多分、実際はもうちょっと高率だと思う。

*2:この後、部長さんクラスが定年退職されるたびに、異口同音に「 おまえがITに詳しいのはみんな知っている。でも長いモノには巻かれなさい」というありがたい最後の助言を頂いた (-人-) 。よっぽど、知れ渡っていたのであろう。