神楽坂倶楽部 2008.01.29

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2008年1月29日(火)


 ご無沙汰しています。


20日に国立ガンセンターを退院して以来、通院治療を受けるほかは自宅で療養する、静かな日々をすごしております。手術後にすい臓の残りと小腸とを縫い合わせた部分からすい液がしみ出してしまい、放っておくと腹膜炎になるというので管で吸い出して排出していたのですが、通常ならば数日でとまるというそのすい液がなかなか湧出がとまらず(お医者さんによると、「あなたのすい臓がきわめて元気だから」だということですが(笑))いったんようやくとまりかけて管を切りつめてもらったのですが、数日前からまたしみ出しがはじまって、またまた管と液を捨てるためのバッグをとりつけてもらう、という後退があったりしましたが、からだそのものはじわりじわりと回復に向かっているようです。ただ、予後がどうなるか、転移があるかどうかという肝心のことについては、病理の報告を待たなくてはいけないのですが、お正月があいだにはさまっていた関係上報告のあがってくるのがたいへん遅れていて、まだあと1週間くらいたたないと、この後抗ガン剤を使用するかどうか、最終的に転移があるかどうか(リンパ節に転移があったらあまり長いことはもたないでしょう)ということについてはわからないままの状態です。


 そうしたやや宙ぶらりんな状態ではありますが、一応自宅で過ごせる限りは快適に過ごしています。むろん術後ですので、そうそう元気いっぱいというわけにはゆきませんし、通常の人の3分の1程度しか食べられませんが、病院食にくらべれば、食べたいものを自分でととのえて食べ、少しづつですが仕事に手をつけたり、それも無理せずすぐに寝たりして、まあ1日の3分の2は寝て過ごしていますし、まだ当分まったく外出は無理のようですが、それでもじりじりと回復しつつはあると自分でも感じます。


 神楽坂倶楽部についてはどうするか、あるていど自分では決定しているのですが、まだそのとおりにすすめる準備が出来ていないので、当面はぼちぼちとこうして経過報告をお出ししながら、基本的にはお休みの状態にさせていただくほかはないかと思います。まだ長時間座っていられませんし、体力的にもまったく落ちてしまっているので、もうネットに対応するのは無理だろうと思います。気力もずいぶんと(自分の仕事に関するかぎりはまったく衰えていませんが、対外的、ことにネットに対応するという点においては)落ちました。それでも、お花やお見舞いを下さった皆様、千羽鶴を折って来てくださったコミュニティの皆様のご厚意にとても励まされております。当分おもてに出てのアクティヴな活動は出来ない半年乃至1年になるかと思いますが、まずは健康を取り戻すことを最大の目標にしてのんびりやりたいと思っています。


 最近の経過としてはこんなところです。あとはとにかく、予後がもうちょっとはっきりするといいのですけれどもね。一応来週くらいには、どうあってもわかるのではないかと思っています。



              2008年1月29日(火)AM9:55


                             中島梓


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