2008年2月19日(火)
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ということで、最新の経過報告です。
けさもけさとて「退院おめでとうございます」というメッセージを頂戴したばかりなのですが、ややショックなことに来週からあえなく「再入院」が決定してしまいました。
といっても今回の再入院はガンセンターではなく、抗ガン剤治療のためなのですが………一番副作用の弱い抗ガン剤を選んでくださったそうなのですが、それでも個人差もあるし、若干の副作用はあるだろうから、経過を見ながら投与してゆくのが望ましい、ということで、最低1週間〜3週間程度の入院が決まってしまいました。いやあ、なかなか大変なものですね。入院したら、体の最新の状態をチェックするためにただちにまた上から下までいろんな検査があるようですし――もっともそれで考えると、私、いまくらいくりかえしくりかえし「人間ドック入り」してる状態の時って、かつてなかったですね(笑)血液の状態も血圧もCTスキャンも、2つの病院で交互に徹底的に検査されて(笑)これほど安全なことってないかもしれません(笑)
きょうはちょうど、ガンセンター退院からまる1ヶ月で、「だいぶ健康人の生活に近くなってきました」というようなご報告が出来るかなと思っていたんですが、本日のお知らせは「再入院決定」――ということで、やや意気阻喪していますが、まあ、今回使用する抗ガン剤は、髪の毛が抜けることもないだろうというし、「退屈するでしょうから、お仕事を持ってきてくださいね」などと云われているし、カンヅメのつもりで(笑)まったりと小説でも書いてこようかなと思っています。にしても、なかなか「快気祝いご報告」が出来ない、というのは、やっぱり大変な病気なんでしょうねえ。まあ、結局胆管ではなく、すい臓癌だったことがわかりましたし、術後5年生存率はぐっと低くなって25%、4人にひとりだというし、無事あと5年生きていられるかどうか、まあこんなのは確率の問題じゃあないですけれどね。
傷のほうはずいぶんよくなってきて、ほとんど昼間の3分の2は起きていられるようになってきたし、まだ8時半だの9時だのに寝てしまってますけれども、1時間ごとに辛くて起きてしまっていた以前とちがい、ずいぶん通して寝られるようにもなってきたし、シャワーも普通にあびられるようになってきました(湯船につかるのはまだ禁止です)食事は相変わらず少しですが、一応順調に食べられています。仕事もぐっと量がかつてに比べて半減してはいますが、しぶとくじりじりと書いています。だんだんあたたかくなってきたので、傷の痛むこともかなり減ってきました。抜糸のあとは場所によってはもう完全に消えています。
そういう悪くない状態なのですが、まあ抗ガン剤ばかりはしょうがありませんね。ということで、来週早々からまたしても、1週間か2週間か3週間になるか、期限の見えない入院になってしまいますので、ご報告もとどこおるかと思います。今回の入院はそういう事情ですので、あまり心配なこともないかとは思いますが、またごぶさたしてしまうのはお許し下さい。
きょうはまたとてもうららかな朝です。なんとか、今年のお花見には間に合うといいんですけれどもねえ。