さすがゴックだ、なんともないぜ!

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ゴッグ :


ジオン公国軍の量産型水陸両用モビルスーツ(型式番号:MSM-03)。


ツィマッド社の開発によってMSM-03-1プロトタイプゴッグを経て水陸両用モビルスーツとして初めて量産化された。機外の水を冷却剤として用いることで高出力のジェネレーターが搭載可能となり、ジオン公国軍の量産型モビルスーツとしては初めてメガ粒子砲を装備した機体となった。プロトタイプゴッグからの主な変更点は腕部にフレキシブル・ベロウズ・リムと呼ばれる多重関節機構を採用したことである。


武装として、腹部に偏向メガ粒子砲と魚雷発射管を各2門搭載。
キアM-23型メガ粒子砲は総重量38.7tにも及ぶもので、収束率が低いため射程距離は1km程度である。アイアン・ネイルと呼ばれる巨大な爪をもつ腕部は伸縮し、水中航行時は脚部と共に胴体内に引き込むことで抵抗を軽減する。水中での最高速は70ノットで、機体各部に設けられたインテークから取り入れた海水を利用する熱核水流ジェットによって航行する。これは同じツィマッド社のドムで採用された熱核ジェットエンジンを転用したものである。航行時は頭頂部から発射されるフリージーヤードと呼ばれるゲル状の物質で機体を覆うことで、機雷や爆雷を無効化することができる。これはソナーによる探知を低減する効果もあったが、ウォーターインテークの閉塞のため、長時間は使用できず使用後は速やかに排除する必要があった。


膨大な水圧に耐えるため装甲は厚く、機体構造自体も頑強である。
しかし、大量の冷却水を積載するため地上での動きが鈍く、冷却システムの構造上作戦時間が限られていた(1、2時間と言われている)。さらに武装が腹部にあるため対空攻撃ができず地球連邦軍の対潜哨戒攻撃機ドン・エスカルゴの複合追尾式魚雷による被害が大きく、このため、上陸侵攻作戦などで多くの戦果をもたらしたものの、水陸ともに高い性能を示した第2期開発計画での水陸両用モビルスーツであるズゴックが量産されるにつれ、急速にその座を譲ることとなった。


http://www.asahi.com/kansai/travel/michi/OSK200807300007.html:IMAGE:large
水田に残る掩体 高知県南国市


ザクとは違うのだよ


水田に映る掩体が、涙を流す瞳に見えた


 水田に鎮座するカマボコ形の物体は、「機動戦士ガンダム」に出てくるモビルスーツ「ザク」の頭部ではない。同じ兵器がらみでも、これは掩体(えんたい)という。太平洋戦争中、今の高知県南国市前浜地区に造られた。パイロット養成機関だった旧高知海軍航空隊(現・高知龍馬空港)の軍用機を敵機の攻撃から守る格納庫だった。


 コンクリート製の7基が現存する。最も大きい4号掩体に登ってみた。幅42メートル、奥行き22メートル、高さ10メートル。外壁の曲面をよじのぼると、屋上には腰の高さまで草がぼうぼう生えている。大型の双発機が格納できる内部は、夏でもひんやり。ほかの6基はほぼ幅22メートル、奥行き12メートル、高さ5メートルの大きさ。写真は5号掩体だ。


 『高知空港史』によると、ここには戦争中、コンクリートから木、竹、土製まで大小41基の掩体があった。


 戦後、海軍から地元に返還されたが、解体に多額の費用がかかるため放置され、子供の遊び場や農機具置き場、時には廃棄物の不法投棄場になった。戦後50年を機に、「戦争の悲惨さを語る『証人』として保存を」という声が市民グループ掩体壕(ごう)を文化財に推進する会」を中心に高まり、06年、7基まとめて市の史跡に指定された。


 会の事務局長・窪田充治さん(77)は、子供の頃から掩体を身近に感じていた。「毎朝7時には練習機『白菊』の爆音で目が覚めた。航空隊、掩体、白菊は生活の一部だった」。戦後は高校教諭をしながら生徒と地域の戦争被害を調べ、住民の戦争体験を聞き取り、反戦・平和の思いを強めた。


 航空隊建設では軍の強制的な土地買い上げにより263戸、約1500人の旧三島村が消えた。戦争末期に特攻隊としてここから飛び立った白菊26機の若者52人が、沖縄の海に命を落とした。農業用水の真上に造られた7号掩体をくぐる水路パイプを太くしてと軍に頼んだ住民代表は「非国民」扱いされた。1号掩体に残る弾痕は、ここに隠れた30人余りの住民と軍用機を米軍機が機銃掃射した跡である――。


 窪田さんらはこうした話を調べ上げ、冊子にまとめてきた。「戦争の記憶が風化し、有事法制の時代だからこそ、歴史の証人としての掩体が必要です」。戦争を語り継ぐ手段として、掩体の見学と音楽会を組み合わせた「掩体コンサート」を夏に開いている。初回の昨年は2号掩体近くの公民館で。今年は8月17日、7号掩体そばの大湊小学校体育館で。


 そぼ降る雨にぬれる掩体は水に映った姿と対をなし、目のようにみえる。戦火に倒れた人々の無念が涙となって田を潤し、遺(のこ)された世代に糧をもたらすのか。

(文・星野学 写真・矢木隆晴)


…… あのさ ……、
したり顔で言うならさ、せめて、『ゴッグ』と称して欲しい。
これを、『ザク』と称するあたり、貴方 ( = 星野学 氏 ) は、何もわかっていない。


わかっていて、『ゴッグ』では知名度が低いからというのなら、
あえて 『 ザク 』 という機体名称は出さずに、
モビルスーツ 』 と称するべきだと思う。