航空護衛艦 『 ひゅうが 』 就役


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   旦那しゃま、このたび日本国で就役した、
   『 ヘリコプター運用母艦 』 の情報でしゅ。


   これまで、この国のヘリ搭載護衛艦では
   艦体後部にヘリ甲板を持っていましたが、
   そこでは一機のヘリの運用スペースしかありましぇん。


   そのため、発着は20分置きにしかできましぇんでした。


   しかもその1機にトラブルが生じると
   ヘリ甲板が占領(封鎖?)されてしまうという欠点がありました。


今回、就役した、『 HYU-GA CLASS 』 は、
そのようなヘリ運用能力が大幅に強化…… というより、
そのような運用専用の艦艇と言えましゅでしょう。


ボクに言わせると、 ”艦橋の形状が美しくない!!! ” でしゅ!。


如何にレーダー波反射面積だけでなく、
反射方向を限定しようという意図があるのでしょうが、
この形状は ” 美しくない ” でしゅ!。


”卑屈”でしゅ!、”中途半端”でせしゅ!、
どこからどうみても日本国の艦艇でしゅ!。


デザイン的には、このように艦軸と水平にはなく、
キエフ級航空巡洋艦のように角度を持ったアングルドデッキのほうが、
”美しい” 相手に与える視覚的脅威威圧度が高いと考えましゅ。

基準排水量 13,950t、満載排水量は推定で18,000tとしゃれます。
航空母艦強襲揚陸艦同様の全通甲板構造でしゅが、スキージャンプ勾配や耐熱甲板は持たず、
ハリアーII やF-35BのようなSTOVL機の運用は現時点では想定しゃれておりましぇん。


対潜ヘリコプターを搭載しての潜水艦駆逐を主な任務とし、
艦隊旗艦としての通信能力や居住性も考慮しゃれています。
大規模災害時の海上基地としての機能も盛り込まれており、
MCH-101掃海・輸送ヘリを搭載しての救援物資輸送や、
救難飛行隊のUH-60による傷病者の収容も行えましゅ。


はるな型しらね型ひゅうが型 性能比較表

  はるな型 しらね型 ひゅうが型
基準排水量 4,950 t 5,200 t 13,950 t
満載排水量 6,850 t 6,800 t 18,000 t(推定)
速力 31 kt 32 kt 30 kt超
主な兵装 54口径5インチ単装速射砲 2門
シースパローランチャー 1基
アスロックランチャー 1基
ファランクスCIWS 2基
3連装短魚雷発射管 2基
はるな型と同一兵装 Mk41VLS 16セル(ESSM、アスロック)
ファランクスCIWS 2基
3連装短魚雷発射管 2基
格納庫容数 3機 3機 11機
搭載定数 哨戒ヘリ3機 哨戒ヘリ3機 哨戒ヘリ3機
(加えて必要に応じ、掃海・輸送ヘリ1機)
ヘリ同時発着艦 不可能 不可能 可能(同時に3機)



  比叡 金剛 霧島 榛名  ゆくが日本のド級艦 
      大和に武蔵、王者のしるし  巨艦が沖に浮かぶさま
          陸奥長門、山城、扶桑、 伊勢、伊勢、日向、どんと〜撃てぇ〜〜♪


などと呑気に歌っている場合ではありましぇん。



どうやら現状では強化耐熱甲板ではありませんので、
AV-8B や F-35B などの VSTOVL 機の運用能力は持っておりません。


かの国の艦艇としては、従来の建艦思想とは異なって、
初めて備砲を持たず、その代わりに従来の一個護衛艦隊群に相当するヘリを
搭載出来る能力を持っておりましゅ。


この個艦性能としての水上打撃能力はたいしたことはありましぇん。


しかしイージスシステムとしては最新鋭のモノを装備していると思われましゅ。
それを艦隊としての指揮管制能力として活用し、
この艦に武器庫艦型護衛艦随行させ運用すれば、
かなり強力な遠距離打撃能力を持った水上打撃艦隊が運用可能であると推測しましゅ。