「 …… お待ちしておりました ……。 」
「 ・・・・・・ 」
「 ごめんなさい。
貴男には黙って先程MAGIのプログラムを変えさせてもらいました。
娘からの最期の頼みよ。
母さん!、一緒に死んでちょうだい!。 」
左手がポケットの中でスイッチを入れる。
静寂。
「 作動しない? 何故? 」
装置をみるリツコ、愕然となる。
カスパーが否決サインを出している。
「 カスパーが裏切った?!
・・・母さん、母さんは自分の娘より、自分の男を選ぶのね! 」
銃をリツコに向ける碇。
その引き絵。
ゲンドウ 「 赤木リツコ君。本当に 好きだったよ 。 」
リツコ、自嘲の笑みを浮かべ
リツコ 「 うそつき 」
響き渡る銃音。
レイの悲しそうな幻影を一瞬垣間見るリツコ。
LCLの湖に上がる水柱。
しゃしゅがでしゅ …… 。
旦那しゃまを非情によく知る方から、
『 ”死ぬほど好き”そう …… 』 と評されたリツコさまのシーンだけのことはありましゅ。
ほんとに、愛が篭ってましゅ。
しかし、このシーンでしゅが、
如何にもリツコさまらしい最期だとは思いましゅ。
でも、何故、『 ハッピーエンド な 最期 』 ではいけなかったのでしょうか?。
なんで、こんな内容の作品を商業的に作ることが許されるのでしょうか?。
結局、この作品は、監督の自己満足 …… というよりも、
自らが生み出してしまったモノを、創造主の責任として葬った …… というのが
正解なのではないでしょうか?。