フォーグラー | : | まだだ、まだ早い |
Dr.ダンカン | : | だが、このサンプルは98パーセントのベクトルを出したんだぞ、これは今までの中で最高だ |
フォーグラー | : | 確かに、しかし残り2パーセントはどうする |
Dr.ダンカン | : | なら、いつまで待たせるつもりだ |
シムレ教授 | : | そうだ、残りの2パーセントだって成功かもしれんじゃないか |
フォーグラー . | : | 何を言う、この2パーセントのデータの恐ろしさが貴様らにはわからんとはいわせんぞ!。 |
それみろ、我々はうかつな実験などするべきではないのだ | ||
シズマ | : | それは違うな。いいかねフォーグラー。 |
今までの科学の歴史を見ても、それは実験の歴史ではなかったかね。 | ||
そして常に様々な形で我々に栄光の光を与えてくれたはず | ||
フォーグラー | : | その反面、取り返しのつかない失敗があったのも事実だ |
シズマ | : . | わかった、仕方あるまい。 |
だがねフォーグラー我々科学者達の足元にはその失敗の山が広がっているのだよ、 | ||
そう数々の惨劇のね、君もその一人だろ | ||
フォーグラー | : | いいや、今こそ我々科学者は、その失敗という舞台から降りなければならないのだ!。 |
何故それが彼等にはわからんのだ | ||
Dr.ダンカン | : | うむ、で、どうする本当に実験を中止するつもりか |
ドクトル・トランボ | : | うむ、博士の言う事ももっともだからな |
シズマ | : | しかし彼にはこれ以上まかせてはおけない |
シムレ教授 | : | では |
シズマ | : | そうだ、今夜決行する |
フォーグラー | : | やめろ、私の話を聞け |
Dr.ダンカン | : | 黙ってみていたまえ |
シムレ教授 | : | そうだ実験は必要なのだよ |
ドクトル・トランボ | : | 今度こそ成功させるのだ |
シズマ | : | そうして世界の人々から栄光の賛辞を浴びるのだ、ははは |
フォーグラー . | : | おお |
シズマ | : | うわ、だああ |
暴走するシズマドライブ | ||
フォーグラー | : | 待て、見よ、これが残りの2パーセントだ |
シズマ | : | うお、フランケン?!、何をする気だ |
フォーグラー . | : . | 確かめるのだ、この目で |
シズマ | : | やめろ、死ぬ気か |
フォーグラー | : | 真実を目の前にして何を恐れる、この実験を始めたのはお前達だぞ |
シズマ | : | 何がおこるかわからんぞ、待て |
Dr.ダンカン | : | そうだ止めろ、フォーグラーを止めろ |
シムレ教授 | : | 彼は暴走している |
ドクトル・トランボ | : | 引き離せ、博士をあれに近づけるな |
Dr.ダンカン | : | 何もかも失敗か |
シズマ | : | そうだ、この実験は完全ではなかった、無謀すぎる |
フォーグラー | : | もう遅い |
シズマ | : | な、我々はこの場を放棄する |
フォーグラー | : | よろしい、貴様らに夜の創造者たる資格はない |
フォーグラー | : | 構うな、世界は待っているのだ、この研究の成功を!。 |
我々は一刻も早くこのエネルギーを作り上げねばならんのだ。 | ||
その為には何の恐れもいらん。 | ||
そう私はこれと共に生き、これと共に死す。 | ||
今更何のためらいがあろう |