恋する乙女、早坂夏美 ☆


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桑野 : どうも
   
早坂 どうぞ
   
    アレ?、顔色悪いですね。
   
桑野 イヤ、病気ぢゃありません。
   
    ちょっと、徹夜したもので……。
   
早坂 じゃあ、なんで来るんですか?。
   
    うちで休んでたほうが……。
   
桑野 キ、キャッチボールしに来たんです。
   
早坂 えっ?
桑野 : 昨夜、貴女のの住みたいっていう家を設計しようとしたんですが。
   
   でも、出来なかった。
   
早坂 何でですか?。
   
桑野 自分でも、はが……歯痒かったですけどね。
   
    やっと、出来ない理由が分かったんです。
   
    僕はコレまで他人の住む家ばかりを設計してきました。
   
    でも、自分……、自分の大事に思っている女性の住む家を
    設計することは、どうしても出来なかった。
   
    明るくて、開放的で、みんなが遊びに来るような
    そんな家で自分が暮らしてるのが、
    なかなかイメージできなくて。
   
早坂 ちょっと、待ってください?!。
   
    今、自分が暮らす ……、って言いました?。
   
桑野 ええ。。。言いました。
   
    僕はずっと、結婚なんかしないって思ってきましたけどね。
   
    めんどくさそうだし。メリットなんか無いじゃないですか。
   
    1人のほうが …… 良いって ……。
   
    でも・・・・・・。
   
    貴女と……出会って。
    話し相手が、いつもそばにいるのも良いのかな……って
     
    ようするに……。
   
    僕は……貴女が……好きなんぢゃないかな。
   
    ダメですか?、僕じゃ。
   
   
夏美 良い……かもしれません
   
   
信介 いい?
   
  (こくんと頷く夏美)
   
信介 いいでしょ!




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