← さて、松田優作版『野獣死すべし』で、
伊達邦彦の部屋に唯一掛かっているこの絵
…… OPにも登場します ……
は、いったい何の絵でしょう?。
ちなみに、脚本では↓こう描写されています。
夜。細長い部屋の端と端に巨大なスピーカーが設置され、
真ン中にプレーヤー、デッキ、多量のレコード、
その隙間を埋めるように本棚をインテリアしてゆく伊達。
窓際にマホガニーの机、英文ライター。
壁に絵が一枚。
無用の飾りは一切ない。
洗面室に、バスタオル、石けん、歯ブラシなど生活必需品をセットしてゆく伊達。
小物の1つ1つまで、神経質な一面がにじみでている。
防音マットの上で。
伊達がさまざまなスイッチを1ヵ所に集めた、集中コントロールボックスを手作りしている。
細かい部品と配線コードを、これも手作りの設計図と照合しながら的確に組込んでゆく。
黙々と熱中する。完成したボックスを机の脇に取り付ける。
窓の外に広がる、街の灯の海―。