米写真用品大手イーストマン・コダック
   19日、米連邦破産法11章 *1 適用を
    ニューヨーク州の米連邦破産裁判所に申請したと発表した。


   1880年代に創業したコダックは、写真用フィルムで
    圧倒的なシェアを誇ったが、デジタルカメラへの対応が遅れ、業績が低迷していた。




コダクロームは、日本で最後まで販売されていた外式リバーサルフィルムです。
Kodak プロフェッショナル用 カラー リバーサル フィルム エクタクローム E100G 120-5本パック 8731200

重厚な発色、高解像度、耐変色性などがありましたが、現像工程が特殊(K-14処理)で、
日本国内ではイマジカ *2、ローヤルカラー、堀内カラーでしか現像処理できませんでした。


エクタクロームは、コダックのプロ用内式リバーサルフィルムのシリーズで、出荷の時点でカラーバランスが最良に調整されており、輸送、保管には13度以下のチルド保存が求められ、パッケージを開封したらすぐに撮影し24時間以内に現像処理をすることを推奨していました。
一方、アマチュア用フィルムは製造から一定の期間経過後に撮影、処理されることを想定し、経時変化を考慮してカラーバランスが調整されています。
乳剤によりプラスマイナス1/3程度の感度のばらつきや、微細なカラーバランスの変化がありますが、これらの情報もプロ用フィルムに関してはメーカーから細かくデータが提供されています。


エリートクローム

一般向けリバーサルフィルムとして、従来のエクタクロームダイナに代わって2004年より開発され2006年2月より発売された。






*1:日本の民事再生法に相当

*2:旧 東洋現像所