【 補足事項 】
まず、前々からお話をしています 「 塩分と脂の関係 」 。
背脂を入れるとコッテリとコクが出ますが、塩分を若干強めにしてあげないと物足りない味になってしまいますので、今までのレシピよりも少しだけ塩分を高くして下さい。
ニンニク好きな人は多めに入れると美味しいです。
塩分もそうですけど、脂の量を増やすと同時に全体のパンチを効かせなければなりませんので、ニンニクは強い味方となります。
ガーリックパウダーでも良いですし、生ニンニクのすり下ろしやみじん切りを使っても良いと思います(生の方が圧倒的に美味しいですが)。
ちなみに、濃いめの味付けで出来上がったラーメンの上にヤサイとブタを大量にトッピングし、みじん切りニンニクをゴマ油で火を通してかけると、あのラーメンが出来上がります(笑)
その場合、全体の調和を取る為、スープに白い粉(グルソー)を使うと効果的。
でもそうすると、まろやかになり過ぎてスープゴクゴク飲んじゃうから注意 (≧∀≦*)
冗談はともかく、この 「 背脂 」 というのは相当危険で、こってり系スープが好きな人がこれを使い出すと、毎日ラーメン作って食べてしまうかも?っていうほど、本格的なスープになります。
飲んで帰宅したご主人に出したら 「 おまえ、どこのラーメン屋で修行して来たんだ? 」 って言われるかも知れませんよ (笑)
入れ過ぎ危険材料には間違いございませんです、はい m(__)m
私の場合、残った背脂はタッパに入れて冷凍保存します。
それを1人前ずつに切り分けておいて、スープを作る時に投入 ♪
【 補足事項 その2 】
自作ラーメンについては、まだまだ書き足りないくらいなんですけど。
自作ラーメン ( 家ラー ) を楽しまれている方々も含めて、ラーメンを凄く難しく考えていらっしゃる方も居て、作り方を拝見していると 「 いやいや、実際にお店ではこんなことしていませんよ 」 とか 「 これやったら利益出ませんから (^^; 」 なんていうレシピ・作業が結構有ります。
もしもその作り方で実際にお店を出した場合、 「 こんなことやっていたら儲からないや 」 と気付き、原価下げたり手間をかけなくするんだけど、結果的にスカスカなラーメンが出来ちゃう。
「 一手間 」 だったり、 「 材料 」 だったり、それらには必ず代用出来る何かが有って、それは実際にいくつかのお店に立ってみないと解らないことだったりするんですよね ( もしくは料理経験がモーレツに豊富か ) 。
某店で新しいメニュー作りの相談を受けた時のお話。
そのお店は有名なラーメンプロデューサーに大金を支払って開店したお店です。
定休日に行って仕込みのやり方を聞きました。
もの凄い手間、そして材料。
「 え? そんな大変なことをやっているの? 休む時間無いでしょ (^^; 」
「 はい、前日からスープ仕込んで、早朝から準備します。それと利益率低くて … 」
「 今やっているふたつの作業を止めれば、材料少なくて済みますよ (^^) 」
基本っていうのは勉強して然るべきだけど、そこから応用をしないと商売にはなりませんのでね。
とにかく1ターンずつ作ります。
どういうことかというと、麺が茹で上がったら、てぼが空くわけですから次の麺を入れればいいのに、トッピングをして1ターンが全部終わってから次の作業に入る。
てぼががら空きで、時間が勿体ないです (^^;
麺茹でにタイマー使っている人は多いですが、要らないですよね (^^;
自分がどのくらい動いたら何分経っているか(おおよそ)解るはずだし、茹で加減が心配ならば麺を触ってみれば解ります。
手際がスムーズならば回転率上がるのに、勿体ないなぁ〜って思いますねぇ。
あ、ちょっと脱線しました。
そうそう、ラーメンはそんなに難しく考えなくても良いっていうお話でした。
丼に醤油とグルソーとネギとガーリックパウダー入れて、今回出来た背脂を入れてお湯を注いだら…
おや、まあ(笑)
これは極端ですけど、結構そんなモンですよっていうお話です。
このページの〝家ラー〟のレシピは、そういう「いいトコ取り」をしたような、簡単に楽しむことの出来るものにしたいな〜と考えています。
正直、今回の背脂は面倒臭いですけどね(;^_^A