真実を目の前にして何を恐れる、始めたのはお前達だぞ


 

  

まだだ、まだ早い


だが、このサンプルは98パーセントのベクトルを出したんだぞ、これは今までの中で最高だ


確かに、しかし残り2パーセントはどうする


なら、いつまで待たせるつもりだ


そうだ、残りの2パーセントだって成功かもしれんじゃないか


何を言う、この2パーセントのデータの恐ろしさが貴様らにはわからんとはいわせんぞ、それみろ、我々はうかつな実験などするべきではないのだ


それは違うな、いいかねフォーグラー、今までの科学の歴史を見ても、それは実験の歴史ではなかったかね、そして常に様々な形で我々に栄光の光を与えてくれたはず



フォーグラー:その反面、取り返しのつかない失敗があったのも事実だ

シズマ:わかった、仕方あるまい、だがねフォーグラー我々科学者達の足元にはその失敗の山が広がっているのだよ、そう数々の惨劇のね、君もその一人だろ

フォーグラー:いいや、今こそ我々科学者は、その失敗という舞台から降りなければならないのだ、何故それが彼等にはわからんのだ

Dr.ダンカン:うむ、で、どうする本当に実験を中止するつもりか

ドクトル・トランボ:うむ、博士の言う事ももっともだからな

シズマ:しかし彼にはこれ以上まかせてはおけない

シムレ教授:では

シズマ:そうだ、今夜決行する


フォーグラー:待て、見よ、これが残りの2パーセントだ

エマニエル:エネルギーが
シズマ:うお、フランケン何をする気だ
フォーグラー:確かめるのだ、この目で
シズマ:やめろ、死ぬ気か
フォーグラー:真実を目の前にして何を恐れる、この実験を始めたのはお前達だぞ
シズマ:何がおこるかわからんぞ、待て
Dr.ダンカン:そうだ止めろ、フォーグラーを止めろ
シムレ教授:彼は暴走している
ドクトル・トランボ:引き離せ、博士をあれに近づけるな