どうやって、PC-9801UX に、USB を繋ぐ?

 

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PC-9801FDD
 → MS-DOS で fileconv →
  → Windows機 → USBメモリ

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AX


AXの誕生:1987年10月に誕生したAX協議会が推進したAX仕様のパーソナル・コンピュータは、IBM PC/ATアーキテクチャをベースに、日本語キーボードと、EGA *1 に日本語表示用ハードウェアを加えた「JEGA(ジェガ)」と呼ばれるグラフィックス・カードを採用するものであった。
このころ IBM PC/ATアーキテクチャは、すでに日本以外では標準の座についており、これをベースにすることは海外のソフトウェアの移植のしやすさなどからいっても最適だった。

しかし、EGAをベースに日本語機能を拡張したJEGAだが、AX協議会が発足した時点で、すでにEGAの次世代グラフィックスの標準であるVGAがリリースされていた。
これによって、同時期のIBM PC/ATマシンより、グラフィック能力が劣るという結果を招いていた。


このようなハードウェアの問題だけでなく、
日本語化のために製造コストが高まり、IBM PC/ATという世界で最も普及したアーキテクチャをベースにした割には価格が高かったこと、
世界仕様のPC/AT互換機 や 日本国内で普及していたPC-9800シリーズなどよりも割高になってしまった。
そして、PC-9801シリーズのソフトウェア資産の壁を破ることができなかったことにある。

DOS/V


DOS/V(ドスブイ)は、1990年に日本アイ・ビー・エムが発表したパーソナルコンピュータ用のオペレーティングシステムの通称。
PC/AT互換機上で稼働し、日本語専用のハードウェアを必要とせずに、ソフトウェアだけで日本語表示を可能にした。



*1:  Enhanced Graphics Adapter:640 × 350 Dot 、64色中16色のカラー表示が可能なグラフィックス・アダプタならびに、そのグラフィックス・モード。