本格派主義 宣言


それまで、勝った ……、読み切った!、見抜いた!、など思い込み誇っていたヤツラを
最後の最後の、たった数ページの一章で、失意ののどん底に突き落とし、
敗北者という烙印を丁寧に捺してあげる。


この落差、その前の瞬間まで勝った!と勝ち誇っていた高揚レベルと、
敗北者としての失意のどん底レベル、
その落差が激しいほど、作品としては面白い …… 作者としては楽しい …… わけで、
だから、作者としては最終章の直前までは、劣勢を装っているわけで、