外交機密




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氷河からインド外交文書 仏アルプスで46年前の墜落旅客機
2012.9.4 14:26


モンブランの氷河の下から見つかったインドの外交文書が入った袋=8月21日(AP)


 フランス・アルプスで、融解した氷河の下から、約46年前に墜落した旅客機の車輪などと共にインドの外交文書を入れた袋が見つかり、フランス警察当局は3日、パリのインド大使館に文書を引き渡した。AP通信やDPA通信が報じた。


 1966年1月、現在のムンバイからニューヨークに向かう途中で墜落し、乗客乗員117人全員が死亡したエア・インディア機の残骸とみられる。


 ハイキング客が、アルプス最高峰モンブラン(4810メートル)の下で車輪のようなものを見つけたと登山基地のシャモニー観光局に通報。山岳救助職員らが現場に向かい、当時の新聞のほか、外交文書が入っている麻袋を回収した。


 文書を受け取ったインド大使館側は、「長旅」の末に文書が届けられたことについて関係者に謝意を伝えた。文書の詳細は明らかにしていない。