. |
材料
小麦粉
あれば中力粉。なければ薄力粉でも問題なし。
強力粉だとちょっとコシが強過ぎ。
粉の量は1人前1カップ前後。
ふるってもふるわなくても良し。
塩水
海水程度の濃さ。量は粉の4割前後。
湿気により多少前後するんで
その日によって適当に調整。
どちらかというと水少なめの方が
まだ救いようがある感じ。
多いと難儀します。
適当な具・薬味
葱でも鰹節でも大根おろしでも天ぷらでも生卵でも。
何もないときはしょうゆだけでも結構いけます。
財布がピンチでも大丈夫。
作り方
ボウルに粉を入れ、塩水を回し入れる。
ひたすら練る。
水加減は 「 ちょっと足りないな 」 くらいで止めると結果的に丁度いいくらい。
スーパーの袋みたいなビニール袋に入れて何回か踏む。
ここで時間に余裕がある場合は何時間か寝かせる。空腹だったら気にしない。
大きい鍋でお湯を沸かす。
どうにかして延ばす。極力薄く。
打ち粉(小麦粉少々)をかけて折畳み、包丁で細く切る。太さを揃えるのが勝利の鍵。
茹でる。太さにより茹で時間は前後するけれど5〜15分くらい? 時々固さをチェックしつつ茹でること。
生煮えの状態で食うと確実におなか壊します。
食べ方
かけうどんやざるうどんの場合一度ざるに取って水で洗ってから使うと美味です。
空腹で死にそうなときは茹でっぱなしのまま丼にとって軽くしょうゆと葱や大根おろしで。
丼に生卵をほぐしておいてからうどんを投下し、しょうゆをひとたらしする釜玉もいいです。
薬味はお好みで。
. |
毎度のトークライブでもって四国に行ったですよ。四国と言えばアンタ、泣く子も黙る讃岐うどんを食べずして帰れるもんじゃありまっせん。3軒ほど食べ比べをしてみたですが、90円のかけうどんが一番旨(うま)かったとです。麺(めん)のシコシコは当然のことでして、この90円うどん、かけ汁が旨かった。昆布と鯖節(さばぶし)でとっただしに、塩、酒、少量のみりんで味付けしとるようでしたわい。したがいまして、醤油(しょうゆ)はまーったく使うとらんとです。鰹節(かつおぶし)でなく鯖節。醤油でなく塩。関東の方にはちょいと「変」に見えるでしょうが、あたしゃこっちの方が好きですわい。一度お試し下さいまし。
さて、今回は讃岐ならぬ手抜きうどんですど。トコトン手抜きしちゃろうではないか!! と、ザルうどんをやってみまっしょ
小麦粉(1人当たり100グラムくらい)と、その3分の1量の海水くらいの塩水をいっしょにボールに入れる。これを指先でまぜると、だんだんだんご状になってくる。野球のボールにみたいに丸くなったら1〜2分間、力いっぱいこねる。きれいなボールに型どり、乾燥せぬよう布巾(ふきん)をかけて1時間くらいねかす。板の上に小麦粉をふり、ボール状だんごをのせ、のし棒で薄くのばす。その上にも小麦粉をふっていくつかにおりたたみ、包丁で細く切る。切ったらすぐに熱湯に入れ、5〜6分ゆでる。火が通ったらザルにとり、冷水でよーくうどんをしめる。もっと手抜きでやるなら、こねた後のねかすのをやめてもなんとかなるですよ。ただし、のばして切って、即、熱湯に入れんと、麺がくっついてしまいますんで要注意。
さて、このつけだれですが、だしなんぞとらんです。(1)醤油の中にだし昆布を入れておく(2)鰹節、おろし大根、きざみ葱(ねぎ)、切り海苔(のり)、わさびを用意する。これでOKなんス。ポイントは質の高い醤油を使うこと。昆布味の出た醤油を器に注ぎ、たっぷりの大根おろしで味の濃さを調節し、後は好みの薬味でズルズルッとやってみちゃり。ええかげんな手打ちうどんのくせに、そこいらのゆで麺よりははるかに「うまかあ!!」まちがいなし。で、最後にひとつ隠し味。レモン、カボスなどを、ほんのちょっぴりつけだれに絞ると、バシッと味が決まるとでした。