栗本薫さま に ありがとう …… と


GUIN SAGA
午前中の業務を終え、デリバリーされる昼食のお弁当を食べようとし、
いつものように、新聞社のWEBを開くと、眼に入って来たのが訃報でした。


思わず、「げっ?!」と呻いてしまいました。


ホントに小説を書くために生まれてきたと感じていたお方です。


グイン・サーガはスタート以来30年、本編だけで126巻。
これだけ引っ張るだけ引っ張っておいて、登場人物を絡めるだけ絡めておいて、
それで未完かよ!と。




  .
神楽坂倶楽部の大キリ番、640,0000 650,0000 660,0000 と3連続でゲットして、
64,00000 *1 の大キリ番プレゼントが、上記の 『 巨乳 』 。
650,0000 *2 は、特に理由はないのですが、いまだ未開封の状態にあります。


660,0000 *3 は、多分、もうそれどころの状態ではなかったのかな?。
以降、690,0000 *4、740,0000 *5、750,0000 *6 は申告したものの、
お言葉すらもらえませんでした。

このころは、癌の再発、しかも以前の乳癌が比べ物にならないくらいの代物という話を聞いた時点で覚悟し、


  .screenshot
          2008年2月19日(火)


 ということで、最新の経過報告です。


けさもけさとて「退院おめでとうございます」というメッセージを頂戴したばかりなのですが、ややショックなことに来週からあえなく「再入院」が決定してしまいました。

          :

まあ、結局胆管ではなく、すい臓癌だったことがわかりましたし、術後5年生存率はぐっと低くなって25%、4人にひとりだというし、無事あと5年生きていられるかどうか、まあこんなのは確率の問題じゃあないですけれどね。

          :

今回の入院はそういう事情ですので、あまり心配なこともないかとは思いますが、またごぶさたしてしまうのはお許し下さい。

 きょうはまたとてもうららかな朝です。なんとか、今年のお花見には間に合うといいんですけれどもねえ。


                   2008年2月19日(火)AM9:20

                               中島梓


膵臓癌 』 と聞いたときには、「これは…… 、ああ ……」とは頭ではわかっていたものの、
なんとなくなんですが、かの御大 (()) だからそのうちに復帰されてくれるのだろうと思い込んいた矢先の訃報でした。


σ(-_-) が御大の作品を読んだのは 高校生 の頃でしょうか?。


小峰元さんの 『 アルキメデスは手を汚さない 』 の次あたりに、
『 ぼくらの時代 』 に手を出した記憶があります。


以降、上京してからは、伊集院モノ、そしてグイン・サーガ
白状すれば σ(-_-) は、魔界水滸伝は読めませんでした、イラストが合っていないと最初から感じていましたし (笑)。


上京してからは、S-Fマガジンやら、ハヤカワHiやらが容易に手に入るようになり、
また、いっぽうで、どーゆーわけか、小説道場にも手をだし、
あの『 作文 』が大の苦手だった σ(-_-) が、


たぶん、御大も告知を受けた後で、ある時点で、グインの完結は出来ないと自覚されたと思うのですが、
どんなお気持ちだったのでしょうか?。


御大の作品が、展開ではなくて、描写で読ませる作品であったので、
グインサーガなど特に後半になればなるほど、これだけ描写して、具体的な展開はこれだけかよ!と


どなたか別な作家がグインを引き継ぐという選択肢もあるのでしょうが、
文体と描写なので多分無理ぢゃないかなぁ〜〜。


やっぱり、グイン・サーガは御大独自の作品だと思います。


いったい、これからどんな展開になる予定だったのか?。
現在の126巻は、全体のどのあたりに位置するモノなのか?。
全体の構想を記述したプロット的なモノは残っているのか?。


いろいろ気になります。


アガサ・クリスティの『カーテン』のように、
しばらくしたら書いておいた 『 豹頭王の花嫁 』が出版される …… なんてことはないでしょうかね?。


ありがとうございました。
  でも、とても残念です。


     σ(^_^) がそちらに行くときには、完結させておいてくださいね。


*1:2007.08.29

*2:2007.10.31

*3:2007.12.07

*4:2008.05.15

*5:2009.03.13

*6:2009.05.04