2012年7月後半のテキストをお持ちの方は、是非協力ください!。
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本企画は、個人的に敬愛しておりました T.T 氏の
その 『 Memo 』 を埋もれさせたくないという思いの現れであり、
それ以上でも、それ以下でもありません。
氏と会ったことのある人ならわかると思うのですが、念のため。
注意:
タグのスタイル設定が、 σ(-_-) と違うので
残念ながらレイアウトまでは再現できていません (p_q) しくしく。
2012年7月後半のテキストをお持ちの方は、是非協力ください!。
- 作者: 殊能将之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/08/05
- メディア: 新書
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騒然! 『 ハサミ男 』 !
A では次。『 ハサミ男 』 !
F 僕、これ最高に面白かったんですよ!
D 主人公は連続殺人鬼。
たまたま自分がやっていない一件で罪をなすりつけられてしまったせいで捜査に乗り出す。
こいつ、自殺願望があるんですね、殺人鬼のくせして。(笑)|
F 今を生きている人間の病巣をきちんと書いている。芥川賞候補だ!
I (笑) 全然違うと思うよ。
F まあいいんだけど(笑)。
僕、これは推します。
作者がかなり冷静に世界を見つめつつ、登場人物をコントロールしています。
無駄な表現もない。そして、推理小説としても決着をつけています。
完成度が抜群に高いぞ!
A 僕も読みました。とてつもなく高い山、深い谷は見当たらなかったけど、
これはこれで見事な百点満点の「メフィスト賞」だと思います。ありがたいことです。
D 著者が本当に緻密でクールに書いているんです。梗概からしてぶっ飛んでいる。
センスの凄さが充満していますね。
C シンプルだけど細部がいい。
A キャッチコピーが「シリアル・キラーが探偵役の謎ときミステリ」だもんね。
三十四歳、職業が家事手伝いというのも実にいいよなぁ。
ウォンテッド! 「 ハサミ男 」
(座談会より数日が経過)
F 大変です! 「 メフィスト賞 」 、『 ハサミ男 』 の作者が見つかりません!
電話は転居のためつながらないし、電報も住所不明で戻ってきてしまいました……。
どうしましょう?
A ( またもやなぜかうれしそうに ) タハハ。参ったなあ。
「メフィスト」で呼びかけるしかないじゃない。
作中に出てきたショスタコーヴィッチの「ピアノ三重奏第二番」、買ってきて聴きました。
了解しました。
それに「ヴァレリー」「セガンティーニ」も素敵です。
僕も Cさん みたくラブコールをおくります。
「 僕はあなたが大好きです 」
J はなっから伝説ですねえ。
一同 というわけで。『 ハサミ男 』 の著者の方、至急編集部までご連絡よろしくお願いいたします!
ウィ・ウォンチュー!
F そして、ついに発見しました! 消息不明だった 『 ハサミ男 』 の作者殊能将之さん。
A どうなることかと心配したけど、電話が入ったんだよね。 よかった、よかった。
F 法月綸太郎さんにいただいた推薦文どおり、
「 最近、推理小説らしい推理小説がないとボヤいている人へ 」 自信を持ってお贈りできる、
第十二回メフィスト賞です。八月刊。
よろしくお願いします!