[転載] 愛猫と苺と葉 ☆


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2002年 3月 1日 私のイチゴがぁ〜 涙

    私のマンションのベランダでは 色々な植物を育てている。
    ラベンダー ローズマリー ラズベリー ブルーベリー イチゴ
    パセリ バジル ジャスミン etc 色とりどり。
    この時期になると プランターへの植え替えをする事が多いのだが
    まだ ベランダへ出すのに 早い植物もある。

    我が家には服やバックなどの保管場所に使っている
    5畳のお部屋に出窓があるので
    小さな苗は その部屋で育てていた。
    今日は イチゴの植え替えをしようと思い
      イチゴの株を 大きなプランターに移し変えた。
    去年は実がつかなかったのだが ことしは赤くなった実も含めて
    18の小さな実がついている。 そのうち 1つだけが 
    今すぐにでも食べられるような状態で 真っ赤に熟していた。
    植物が大きく育つ 春が楽しみな今日この頃。
    イチゴの植え替えは終わったのだが まだベランダに出すのには時期が早いので
    ベランダに近い 寝室の窓際に置く事にした。

    イチゴの植え替えを終わらせて PCで作業を開始。

    すると…

    背後で 「シャリシャリ…」 と言う 不吉な音を耳にする。
    振り返ってみると たった一つ熟していた イチゴの赤い実を マロンが試食… 汗
    「こらっ!マロン ダメでしょう!」 と怒っては見たものの
    時はすでに遅く マロンは 「もう食べちゃったも〜ん」 と言いたそうな表情。
    「はぁ たった一つの初物なのに…」 ガックリ肩を落とす私。
    あれだけたくさんの実がついていて 一番美味しい状態の物を見分けて
    選んで食べる マロンの野生の感には 驚かされる。
    きっと1つだけ 良い匂いがしたんだろうなぁ。
    たくさんある中で 一生懸命選んで食べたんだろうなぁ…

    食べられてしまったものは仕方が無いので イチゴは諦めて再びPCに向かう。
    すると 今度は 「シャキシャキ…」 と再び変な音がする 汗。
    振り返ってみると チンチラシルバーのマリオンとミルキーが
    争うようにして イチゴの葉っぱと花を食べている。
    「コラ! ダメでしょう!」 と私が怒ると 猫たちは
    「やば〜い 怒ってるよ〜」 と言いたそうな顔をして 寝室から退散。
    しかし 猫というものは 自分が諦めるまで 何度もチャレンジする動物である。
    私が見ていないと 背後を静かに通り過ぎて 再びイチゴの葉を狙う。

    猫が植物を食べるのには理由があって 体内の溜まった毛玉を吐くのに
    必要な物なのだが リビングには猫用の草を置いてある。。。
    猫草より イチゴの葉のほうが美味しいようである。
    でも そのまま食べさせてしまうと イチゴが枯れてしまうので
    自由に食べさせる訳にはいかない。

    春になると 植物に虫が付き易くなるのだが
      我が家は 室内に植物を置いておいても 狙う人達がいる。
    ずっと見張っている訳にはいかないので イチゴにゲージを掛ける事にした。
    それでも猫たちは諦めない。
    ゲージの上に乗っかって 中にあるイチゴの葉を 今も狙っている。。。

    はぁ… 今年は無事に イチゴは私の口に入るのかしら。。。

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2002年 5月 1日 ビビアンの憂鬱

    どんより湿度が高くて かなり不快な今日この頃。
    発作予防薬を飲みながら 今日もひっそり一日を過ごす。

    我が家のネコ達ののなかで
     最年長のビビアン(チンチラシルバー ♀7歳)が
    「ふぅ…」 と溜息をついている。
    マロンを横目に 私の膝の上に乗ったと思いきや
    再び 「ふぅ…」 と溜息をつく。
    ネコの溜息って 想像しにくいとは思うが イメージしてくだされ 笑。
    「ビビにゃん?」 と声をかけるも 少し上目使いで私を見るだけで
    再び丸くなって 「ふぅ…」 と溜息をつく。

    はぁ どうしたんでしょう? ビビにゃん。。。
    「ふぅ…」 ってなんなのよ〜 汗

    もう一度 「ビビにゃん?」 と声をかけると
    今度は振り返りもせずに 尻尾の先だけを動かして お返事する。 汗

    食欲も無く おもちゃにつられる事も無く ただただ 溜息をついている。。。 汗
    人間で言うなれば 「恋煩い」 という感じなのだが
    ビビにゃんの場合 そうではないらしい。
    ビビアンは今まで たくさんの子猫を生んでくれた。
    老ネコになって 卵巣や子宮の病気の予防の意味でも
    去年 避妊手術を済ませた。

    少し気になったので 動物病院に連れて行ってみたが
    「問題ないですよ 健康体ですよ」 とあっさり言われ帰宅。

    今でもビビアンは テレビの上に乗って 窓の外を見ながら
    「ふぅ…」 と溜息をついている。

    たそがれたくなる お年頃なのかしら。。。

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2002年 5月 4日 ビビアンの憂鬱?

    今日もビビアンは テレビの上で寝転がりながら
    「ふぅ…」 と溜息をついている。
    「も〜 一体どうしたのよ〜?」 と思う にゃんこママの私だが
    ビビアンの溜息の謎は まだ解けない。

    お仕事から帰ってきて ビビアンの様子を見ると 
    まだ 「ふぅ…」 という溜息をついている。。。
    とりあえず お仕事から帰ってきたばかりなので
     夕飯の支度をしようと思い
    キッチンで 料理を始める私。
    スーパーで買ってきた食糧を 冷蔵庫に入れて 「さて始めますか」 という時に
    ビビアンが 物凄い勢いで キッチンに走ってくる。

    「まぁビビアン やっぱり寂しかったのね。 抱っこしてあげるわ〜」 
    なんて 都合のいい事を 考えていたのは私だけで 涙
    ビビアンは 私などに目もくれず スーパーの袋に入った
    「葉っぱ付きの大根」 目指してまっしぐら…
    大根の葉っぱを前足で押さえながら もしゃもしゃ食べ始めたから ちょっとビックリ。

    「ん も〜 私はこれが食べたかったのよ〜」 と言わんばかりの勢いで
    ひたすら食べ続ける ビビアン。
    その音に誘発されたのか 他のニャンコ達も 大根の葉っぱに群がる。。。 汗
    確かに我が家のニャンコは イチゴの葉っぱを狙うくらいだから
    葉っぱが好きなことは解っているが 猫草はまだまだたくさん残っている。
    私が常に絶やさないように作ってきた 猫草は食べてもらえないらしい。。。

    確かに猫は 身体に入った毛を (胃の中で毛玉になる)
    定期的に 猫草などを食べて 吐き出すのだが
    みんなそろって こんなに勢い良く 大根の葉っぱを食べている
    光景を見るのは 初めてである。

    ビビアンの溜息は 「毛玉吐きたくても 丁度良い植物が無いのよね〜」 と言うのが
    原因だったらしい。。。
    確かに 猫草なんかより 大根の葉っぱのほうが栄養もあるし
    おいしいんだろうなぁ。 でも 草を食べるって事は
    草ごと 毛玉を吐き出すと言う訳で… 汗

    その数時間後 我が家のベージュの絨毯に 緑色のシミが
    いくつも残されていた事は 言うまでも無い。 涙

    あぁ お掃除しなきゃ。。。
    落ちるかなぁ 緑色のシミ。。。

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