烏龍茶で目覚まし中。
敬宮愛子内親王、初めての映画鑑賞は「HACHI」(2009)。
無難な線ですかね。日本の「テレビ局の映画」だと利害が生じてまずいだろうし。昨夜(7/31)は「ゲゲゲの鬼太郎」(2007)をぼんやり見た。なんか芸能人かくし芸大会みたいだったね。
今夜放送の「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」(2008)は緒形拳の遺作であるわけだが、わたしは「俳優はギャラとスケジュールさえ合えばどんな映画にも出るべき」(例、マイケル・ケイン)と考えているので、特にどうとも思いません。見るかどうかも微妙。映画の日なので朝イチで映画館へ。
普通かな。つまらなくはない。
最初から最後までハイテンションのギャグがえんえんとつづくのに少々閉口した。「サムい」「スベる」という笑芸用語がこれほどあてはまる映画も珍しい。「女子高生と落武者が戦う」という設定がすでにほとんどギャグなのだから、大まじめにやったほうがよかったと思う。少なくとも竹中本人は出演しないほうがよかったんじゃないか。自分が監督すると歯止めがきかないから、やりすぎをはるかに超えた怪演・珍演のオンパレード。ま、それはそれで楽しめなくはないんだが、映画のバランスを壊していることは事実だろう。
わたしが監督だったら、竹中直人にはAKIRAの役をふり、女子高生たちをちゃんと守りつつ、落武者とカンフーで戦わせるね。あくまでかっこいい二枚目役で、いっさいふざけさせない。この作品、もしかして海外マーケットを狙っているのかな。残酷描写を増強した海外版をつくる予定なら、ちょっと見てみたい。
枝豆ごはん、味噌汁(インスタント)、焼いた新巻鮭、ホウレンソウの乾物ゴマ和え(塩昆布+ちりめんじゃこ+赤唐辛子小口切り+すりゴマ)で夕食。
おっと、NHKで「マイケル・ジャクソン“KING OF POP”の軌跡」を再放送してるよ(8/1)。
この1ヵ月間で「スリラー」PV完全版を3回見たことになるか。ま、発表当時はほぼ毎日どこかで放送されてましたが。わたしはこういう映像で育ったから、とてもなつかしく感じるけど、CG世代の若者にはショボく見えるかもね。画面暗いしなあ。
そういえば、松田龍平が「劔岳 点の記」観客200万人動員記念舞台あいさつで、こんなことを言っていた。
「『撮影はたいへんだったそうですね』とあまりによく訊かれるので、いやになってきて、最近は『いえ、実はフルCGなんです』と答えることにしている」
これにはちょっと笑いました。「山形スクリーム」関係で暇検索した結果、某所で竹中直人大暴れの「金曜サプライズ」(7/3放送)を視聴(<削除された)。
これを「うっとうしい」「イライラする」「ひどすぎる」と思う人は、映画も見に行かないほうが無難かと。だって、竹中はもちろん、成海璃子以外の出演者ほぼ全員がこのノリだからね。
わたしはけっこう好きよ。太田光の立場になるのはいやだけど、テレビで見る分には。枝豆ごはんの焼きおにぎりで軽く朝食。
真ん中に新巻鮭とホウレンソウの乾物ゴマ和えを入れ、昨日握っておいたものを魚焼きグリルで焼いた。 軽く焦げた表面の枝豆が香ばしくて、なかなかよろしい。「爆笑レッドカーペット」(8/1放送)を録画チェック。
インスタントジョンソンはわりと好きなので、レッドカーペット賞受賞はうれしかった(権威ないけど)。ポーキー野田、ブレイクしないかなあ。そうめんで軽く昼食。薬味はゆずこしょう。
NHK杯テレビ将棋トーナメント、矢内理絵子女王×櫛田陽一六段戦(8/2放送)は櫛田六段の勝利。ま、しかたないでしょう。
コーヒーで目覚まし中。
昨夜の「世界の果てまでイッテQ」(8/2放送)はイモトアヤコ3連発で1時間を費やしていた。ベッキーの没VTRまでリサイクルできたのだから、効率のいいことだ。
「イモト酷使されてるなあ」と思うことすら、日テレの術中にはまってるんじゃないか。まだ若いんだし、もともと芸もなさそうだから、酷使されても一発屋になれればラッキーか。(マラソンを無事完走してもなれるどうか怪しい)ポール・テルガトのiPod押しには笑った。なるほど、ランナーにとっては軽量化はありがたいのね。
「ひとりで走るのは競争するより、何倍もつらい。どんどんネガティブになるからね。でも、それを防ぐ方法がひとつだけある……iPodだ」ちなみに最近、有吉弘行は二発屋を自称しているらしい。
ひさしぶりの快晴はいいんだが、暑いから映画館へ避難。
けっこうおもしろかったよ。
- 暗号とセキュリティの扱いがおかしい。
- ネットの描写がファンタジーすぎる(あのユーザーインターフェースは相当使いにくいと思う)。
- 長野県上田市の旧家の一族が全員標準語でしゃべる。
- 少林寺拳法を習うと格闘ゲームが強くなるのか? しかも(なぜか)キーボード操作なのに?
などなど、ツッコミどころは満載だが、これだけウェルメイドな娯楽映画に仕上がっていれば、文句はないだろう。製作陣は(もしかしたら観客も)通常の意味でのリアリティにさほど興味がないようだし。
大人数の登場人物をさばく手際のよさに特に感心しました。かつてのミステリに登場する暗号は、解き方は難しいが、そこに気づきさえすれば簡単に解けるものだった。
現在の暗号は、解き方は簡単(あるいは自明)だが、解くには莫大な所要時間がかかる。言いかえれば、どんな凡人にも解き方はわかるが、どんな天才にも実質上解けない。これが公開鍵暗号の独創であった。
だいたい、高校生が暗算で解けるようじゃセキュリティの用をなさないよ。ツッコミどころとして、
- こいこいは運がかなり作用するため、連戦連勝は難しい。
も入れようかと思ったんだが、あいにくわたしは花札はやらないので、さだかではないのであった。麻雀同様、必勝法はないにしても、テクニックも重要なのかもしれない。
草食系男子主人公は天才、勝ち気で強い女子主人公は強運ってことでみんな納得するんだろうから、どうでもいいか。冒頭にネットの概説を入れたんだから、こいこいのルール説明もちょっとはあってよかったんじゃないか。オレ、なにやってんだかさっぱりわかんなかったよ。
あいかわらず暑いし疲れたから、ベーカリーのおかずパンで手抜きの夕食。
「ふくい浪漫 い〜ざぁええDay」(8/2放送)にデンジャラス登場。
ローカル番組やネットで視聴した番組にはできるだけ触れない方針なんだが、ノッチを小浜市に呼ぶのは秀逸なアイディアだと思ったから、ひとまず記録しておく。
冒頭に、なんと小浜市長まで出てきたよ。ま、「Yes We Can!」が日本一ウケる場所ですから。
オバマ大統領ものまねが終わり、フリーなローカル旅番組パターンになると、とたんに安田が生き生きと仕切りはじめた。なるほど。ラストにデンジャラスがショートコントを3本やったよ。いまやなかなかテレビで見られないから、これは貴重映像かも(<おもしろくはなかったけど)。
ふとテレビを点けたら、桑田佳祐が日本近代文学を歌っていたから驚愕した(「音楽寅さん」8/3放送)。
詩や短歌ならまだわかるんだけどさ、『蟹工船』を歌ったのには参った。恐れいりました。桑田は天才。卵粥(七分粥)で朝食。塩昆布、ちりめんじゃこ、すりゴマを適宜ふって。
エイベックスの契約書には「麻薬でパクられてはいけません」と書いてあるのかね。
麻薬取締法違反がらみでもう一題。
「めざましテレビ」(8/2放送)では、酒井法子の夫を「自称プロサーファー」と呼んでいたよ。こんなかっこわるい肩書きはないな。
細田守は各種インタヴューで、デジタルネットワークと親族の類縁性を語っている(たとえばここ)。
しかし、わたしの考えでは、親族は家族ではないし、ましてやデジタルネットワークではない。
なぜなら、親族であることはやめられないからだ。
夫婦は家族であっても親族ではないため、離婚することができる。デジタルネットワークは非公開に設定したり、アカウントを取りなおすことができるし、いっそのことケータイとパソコンを捨ててしまえば、完全に縁を切ることができる。しかし、親子の縁を切ることは(比喩的にしか)できない。実は「サマーウォーズ」にはある工夫がなされている。(以下、公式サイトの家系図を参照してください)
篠原夏希の母雪子は陣内家の長男の娘だが、この長男夫婦(夏希から見れば祖父母)は登場も言及もされないどころか、名前と容貌すらわからない。つまり、設定上はつながっていても、物語上はここでネットワークが断絶している。
逆の工夫もある。三男万作家の嫁である典子、奈々、由美は、栄の誕生会のため実家でかいがいしく働いている。指揮をとる栄の長女万里子は、まるで母親のようだ。しかし、世間一般ではこういう人を小姑と呼ぶ。
なぜこういう展開が成立するかというと、典子、奈々、由美が万作の性格を反映しているからだ(一方、次男万助の娘である直美と聖美は万助の性格を反映しており、万助/万作が陣内家女性グループの大分類となっている)。三人は家族であっても親族ではない(離婚しようと思えばできる)はずなのに、あたかも親族であるかのような緊密なネットワークで結ばれている。篠原家の家族に対する親族の圧力は祖父母の不在により弱められる。一方、篠原家以外の親族は緊密に結びつき、ひとまとまりの「親戚のおじさんおばさんたち」を形づくる。この結果、夏希は親戚と戯れつつ、自由に行動できる。
さらにいえば、夏希の両親(和雄、雪子)は他のキャラクターに比べるとかなり影が薄い。こうして恋人たち(健二と夏希)に対する家族の圧力も弱められる。
本作では、こうした工夫があってこそ、恋愛=家族=親族を破綻することなくつなげられたのだと思う。市販の巻き寿司で手抜きの昼食。今日も暑いっすねえ。
ハーフフィッセル、イワシのポルトガル風グリル、市販のポテトサラダで夕食。
イワシは塩と乾燥コリアンダーをふり、ジップロックで封印した。イワシの頭を切りおとし、内臓をほじりだすのは平気なんだが、それをどうするかという問題が夏場には発生する。
わたしはビニール袋にしっかり封印し、新聞紙にくるんで捨ててます。エコな奥様ならコンポストにするんだろうが、あいにくベランダ菜園もないので。押尾学容疑者はすでに出演映画3本(「マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー」「誘拐ラプソディー」「だから俺達は、朝を待っていた」)を撮り終えているそうで、映画界にも激震が走っているらしい。
見てもいないのに断定しちゃいけないが、ダメ映画が減るのはいいことなんじゃないか。問題は柳下毅一郎さんはむしろ見たくなるかもしれないってことかな。本日(8/4)、とうとう北陸地方も梅雨明けしたと思われるらしい。カラッと暑いほうがまだましか。
ハーフフィッセルのポテトサラダトーストで軽く朝食。
草�亟剛によると、戦国時代の生活は「不便なこともあるが、自炊したりご飯もおいしくて健康的」だったらしい。
戦国時代が健康的なわけねえじゃねえか。みんな栄養失調で、だから人生五十年だったんだよ。「BALLAD 名もなき恋のうた」はたぶん見ないだろうな。
そんな余裕があったら、「アッパレ!戦国大合戦」のDVDを買うよ。(劇場版クレヨンしんちゃんは「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」しか見ていない)昼食はトマトキーマカレーライス。
両手鍋を熱してオリーヴオイルをしき、ニンニクみじん切りと赤唐辛子小口切りを入れて、タマネギみじん切り、合い挽き肉、湯むきしてつぶしたトマトを順次炒める。軽く塩コショウし、乾燥ローズマリーと乾燥バジルをふり、洗った金レンズ豆を加え、水を少々足して、1時間ほど煮込む。刻んだカレールー(とろ〜りカレー中辛とこくまろ中辛)を溶かし、しばらくなじませる。一方でごはんを炊き、ゆでて半分に切ったインゲンをトッピングして、カレーライスとしていただく。
天候不順により野菜高騰の昨今、各種野菜の特売日を逃すわけにはいくまい。タマネギ1個とトマト2個を投入した結果、甘辛酸っぱくてうまい。
疲れたから夕食も同じメニューかなあ。「笑っていいとも」世代別アンケート(8/5放送)のテーマは「こわい映画」で、ピーコが60代5位として答えたのは、入江たか子の「怪猫吊り天井」。子供のころに見て、こわくてトイレに行けなくなり、おねしょしたんだとか。
……いま調べたら、そんな映画はないね。鈴木澄子の「怪猫からくり天井」(深田金之助監督、1958)ならあるらしい。見てみたいなあ。
「諸角氏の話だと、新興キネマというところの女優だったらしいけど、鈴木澄子ってのは、なかなかいいよ。これを見たまえ」
直次郎が炬燵のむこうがわに足を入れると、太郎は畳の上から、ブロマイドを一枚とりあげた。渓谷の流れのそばで、長襦袢ひとつの女が、岩によりかかっている写真だった。渓流で、黒髪を洗ったところなのだろう。裸の肩に髪を垂らして、諸肌ぬいだ長襦袢を、片手で乳のあたりに押えている。正面きった瓜実顔に、大きな目が媚をふくんで、裾からこぼれた跣足の爪さきが、いいようもなく色っぽい。
「いわゆるヴァンプ女優だったんだね。これはたぶん、昭和ひとけたのエロ・グロ・ナンセンスの時代のものじゃないかな。先代の話によると、発売禁止になったブロマイドだそうだよ」——都筑道夫『最長不倒距離』
真矢みき様のマルちゃん麺づくりCMはすばらしいね。
元タカラジェンヌは織田裕二と共演ではなく、コメディ映画に起用するように。夕食はカレーチャーハン。
中華鍋で普通に卵チャーハンをつくり、昼食のカレーおたま1杯を混ぜあわせて味つけたもの。
チャーハンカレー(卵チャーハンにカレーをかける)にする予定だったが、途中で気が変わった。具の小さいどろっとしたカレーならではの処理ですな。
まだカレーが少し残ってるよ。あとでまたなんか考えるか。夕食その二はチーズカレートースト。
食パンにカレーの残りを塗り、粉チーズをたっぷりふって、トーストしたもの。
下面は中火でレア気味に、上面は軽く焼き固めてからカレーと粉チーズをトッピングし、弱火でじっくりと焼いた。片面焼き魚焼きグリルならではですな。
今日は1日じゅうカレーだったけど、こうして目先を変えると、さほど苦でもないね。「みんな以外の党」のほうが訴求力あるんじゃないかねえ。
コーヒーで目覚まし中。昨日1日カレー(しかもレンズ豆入り)をガッツリ食ったので、あまり腹が減っていない。
「爆笑レッドシアター」(8/5放送)を録画チェック。
しずるのカンフー老師コントは、よく考えられた内容でおもしろく、最後に観客から感心する声があがった。もうちょっとバカバカしい展開があれば、なおよかったかな。
一方、同じく無人島設定のジャルジャルのネタは、「橋」「箸」「端」「半紙」などと連呼しつづける、いつもどおりの一点突破型。バカバカしさに徹しており、これまたおもしろい。
合同コントはロッチのリメイク。しずるのときもそうだったけど、登場人物を増やすと、演劇風になるんだよな。
もしかしたら、内村光良の野望はコントのオムニバス映画「爆笑レッドシアター THE MOVIE」製作なんだろうか。内Pメンバー総出演の「ピーナッツ」(2006)よりも集客力はあるだろうが。昼食はエスニック冷やし中華。
ゆでて冷水で締めた中華麺(冷やし中華用)にゆでて冷水で締めた豚バラ薄切り、直火焼きして皮を剥いた赤パプリカ細切り、ブロッコリースプラウトをのせ、レモン汁+ナムプラ+サンバルを回しかけたもの。映画にしやすいコントとそうでないコントがあるよね。
しずるの語りネタはもともと演劇的なアイディアで、映画化も容易だと思うけど、切り返したり移動するカメラにそのつど向きなおって語ると、ずいぶん印象が変わるだろう。ほとんど実験映画になるかもしれない。
一方、ジャルジャルのコントは、実景で撮ると逆につまらなくなりそうな気がする。パイプ椅子だけで演じられるコントほど、映画にしにくいということか。
キャラクター型コントも同じく映画にしにくそうだが、たとえば十文字アキラを遠藤憲一あたりが演じるなら、おもしろくなるかもしれない。そうすると中岡創一の出番がなくなるわけだが。わたしがこわい映画を選ぶならなにかな? としばらく考えてみる。
ありきたりだけど、「呪怨」ですかね。この作品のなにがすごいかというと、こわい場面しかない。登場人物はみな理不尽な呪いと怨みに巻きこまれ、恐怖にみちた死に方をするだけで、対抗手段も救いもまったくない。日本特有のペイ・フォワード型恐怖の完成形だろう。
シリーズを全部見ているわけではないが、1999年のオリジナルビデオ版が最もこわいと思います。厚揚げとインゲンの煮物、市販の卯の花で、昼食その二というか、夕食その一というか。
油抜きした厚揚げ賽の目切り、下ゆでして斜めに切ったインゲンをかつお昆布だし+日本酒+しょうゆ+折った赤唐辛子で、落としぶたをして煮ただけ。あとでまた温めなおして食べる予定。「わたくしは市民感覚ではなく、論理や法的秩序に基づいて物事を考える反社会的人物でありますから、裁判員はご辞退させていただきたく存じます」
と断ったら、お上は聞きいれてくれるんだろうか。ふとテレビを点けたら、細野晴臣がEmulatorを弾いていた(「ETV50 もう一度みたい教育テレビ」8/6放送、「YOU YMOの音楽講座」1983/6の再放送)。
サンプル音源の記録媒体は5インチフロッピーディスクだぜ。容量はせいぜい1MBか? そりゃ単音しか入らんわなあ。
お若い方々はフロッピーそのものを知らんぢゃろうて。神代の昔のお話ぢゃな。追記。1MBも入んないか。わしも容量を忘れてしもうたぞよ。
若き日のYMOや糸井重里よりも、荻野目慶子をしみじみ鑑賞してしまった。こないだ「山形スクリーム」で見たばっかりだったから。
コーヒーで目覚まし中。
裁判員には守秘義務があるとかいって、記者会見やってたら意味ねえじゃん。
一般市民にわかりやすくするにはCGで、感情的反応を引きだすには残酷映像なんだな。映画と同じだね。
あとは再現VTRですかね。梅しゃぶぶっかけうどんで昼食。
冷水で洗って、叩いた梅肉をまぶした細うどん(冷やしうどん用)に、ゆでて冷水で締めた豚もも肉薄切り、カイワレ大根をのせ、市販のめんつゆでぶっかけにしたもの。追記。昼のニュースを見つつ、「やっぱシャブより冷しゃぶだなあ」と不謹慎なことを思いました。
枝豆ごはん、味噌汁(インスタント)、カジキのゆずこしょう照り焼きで夕食。
ふとテレビを点けると、「太田総理」(8/7放送)で地方分権の話をしていた。
所得や教育費はともかく、ブロードバンド普及率、コンビニ数、それにスタバの店舗数が“地域格差”なのかね? 「スタバなんかべつになくてもいい」と地元の人に思わせてこそ、個性ある豊かな地方が創出されるんじゃないの?
日本じゅうを均質化したいのなら、地方分権なんかいらないよ。田中義剛が提案した“法案”は「都道府県に立法・行政・財政等の権限を完全委譲し、日本合衆国をつくる」というものだったらしい。
「都道府県では単位が小さすぎ、財政破綻する地方が出かねない。だから、もっと広域の道州制で」
と自民党議員(山本一太だったかな?)が反論すると、森永卓郎がこう言った。
「それが中央集権的な発想なんだ。たとえ貧しくても県単位でなんとかやっていける。この子(上原美優)なんか花を食べて生きてきたんだから」(記憶なので大意)
上原美優は花を食べて生きていくのがいやだから、種子島から上京してきたんだよ。で、「花を食べて生きてきました」という経験を売って稼いでいるわけだ。都道府県も恣意的な区分にすぎないからね。
たとえば、福井県は嶺北と嶺南で大きく文化が異なる。
「道州制になったらオレたちは絶対関西州だ。北陸州に入りたけりゃ嶺北だけ入れ」
と、敦賀市や小浜市の市長は公言してるよ。1回休み。
白インゲン豆のパンケーキで朝食。ソースはレモンじょうゆ(レモンが残っていたので)。
白インゲン豆をマッシュしたあと、薄皮をていねいに取りのぞいたのがひと工夫。口あたりがなめらかになってよろしいが、薄皮がもったいないという考え方もあるか。昨日(8/8)は休息していたため、酒井法子容疑者逮捕は今朝になって知った。どうせ週明けのワイドショーはずーっとこの話題でしょうが。
日本テレビはさっそく「こんな変なウィッグかぶって♪ポッポッポーと言うなんてラリってるに決まってるでしょ!」みたいなノリでインタヴュー映像を流しはじめたよ(「THEサンデーNEXT」8/9放送)。のりPラリラリ映像に徳光が怒りを覚えてるのを見たってしかたないから、高校野球中継に変更。
如水館高校の校歌は大林宣彦作詞、久石譲作曲なのか。今日初めて知った。マスコミが要望し、裁判所が許可して、本人の同意がとれたんだから、べつにいいけどさ、裁判員の記者会見を見ると、通販番組の「利用者の声」を連想するよ。
「選ばれたときはドキドキしたけど、実際に裁判に参加してみると、検事さんも弁護士さんもていねいに説明してくれて、とってもわかりやすかったです!」みたいな。肉じゃが、ホウレンソウの乾物ゴマ和え(ちりめんじゃこ+塩昆布+すりゴマ)で軽く昼食。
軽く塩コショウして焼き固めた豚バラブロック、つぶして刻んだニンニク、お茶パックに入れた乾燥ローズマリーと乾燥コリアンダーを1時間下ゆで。日本酒としょうゆで炒りつけたシイタケ薄切り、切りわけた豚バラブロック、タマネギ細切りをかつお昆布だし+豚バラの下ゆで汁+日本酒+しょうゆで煮る。途中でジャガイモ四つ割りを加える。ジャガイモが煮えたら、しばらく鍋止め。
腹もさほど減っていないため、昼食は試食程度の軽めに。味が染みこんだ段階の夕食が本番かと。予定どおり、夕食に温めなおした肉じゃがをたいらげた。味が染みてうまい(といっても薄味)。
ふとテレビを点けたら、わが最愛のフォーレ「夜想曲第4番変ホ長調作品36」が流れた(「N響アワー」8/9放送)。奈良の古寺や薬師如来を見ながら聴くのは、なかなか新鮮。
つづいて、フォーレ「レクイエム」の抜粋が放送された。「イン・パラディスム」はやっぱりいいね。さらにメシアンの「七つの俳諧」「キリストの昇天」の抜粋がつづいたから、しばらく視聴をつづける。
オリヴィエ・メシアンは絶対音感と絶対リズム感を持ち、しかも共感覚(色聴)という無敵の音楽家である。
とはいえ、「他人の過去がわかる」などというバカなことはもちろん言わなかった。だって、敬虔なカトリック信者だから。もう1回休み。
昨日の「N響アワー」(8/9放送)の影響で、だらだらとフォーレの室内楽を聴いている。
若いころ、「こういう音楽はヘナチョコだ」と思ってたんだが、いまはしみじみいいね。クセナキスもフォーレも大好き。
アルチュール・オネゲルは『わたしは作曲家である』のなかで、ラヴェルのオーケストレーションを賞賛するため、ブラームスを引きあいに出している。
「ブラームスのオーケストレーションは毛織りの上着のようなもので、確かに着心地はいいが、それだけのことだ。ラヴェルには遠く及ばない」(記憶なので当然大意)
わたしも昔は同じように感じていた。
しかし、こないだ「N響アワー」(4/12放送)でたまたまブラームス交響曲第1番の抜粋を聴いたら、これがいいんだよ。
「確かにブラームスはドイツの毛織りの上着であって、フランスのオートクチュールではない。だが、この上着はオーダーメードの最高級品だ」
と思ったね。暇検索していると、Wikipediaのフォーレの項目に「フォーレは『サロン音楽』の作曲家か」という欄があることに気づいた。
フォーレは、当時のサロンで受け入れられたため、ドビュッシーを初めとして、フォーレの作品を「サロン音楽」と矮小化して受けとめる風潮も現在まで存在する。もちろん、フォーレの音楽に、サロンで受け入れられるべき要素が含まれていることは否定できない。とはいえ、フォーレの音楽は、とくに中期から晩年にかけてのそれは、規模の小さな作品においても、ただ柔らかく上品で、洗練されているというだけで終わってはいない。ごく自然に流れる音の流れが、実は伝統的なあらゆる手法を駆使した、独自の緻密な構成によっている。
「サロン音楽」の作曲家でなぜ悪いんだろう?
フォーレの音楽は明らかに通俗的ですよ。ただし、最高の通俗だね。地震(8/11 AM5:07)で目が覚めたが、特に何事もなく、二度寝してしまった。今日もだらだらすごすかも。
ちなみにクセナキスがラヴェルに捧げたピアノ曲を書くとこうなる。
どこがラヴェルやねん! と100人中100人がツッコミを入れること間違いなしだが、これがクセナキスですから。
たぶん非オクターヴ音階を使った曲だと思う。暑くてへばってます。昨日(8/12)は猛暑日だったしなあ。
昨夜、暑さのあまり目が覚め、ふとテレビを点けたら、「ムーン・パニック 後編」(8/12深夜放送)という海外SFドラマが映った。
これはすごかったね。つい最後まで見ちゃったよ。宇宙を飛んできた褐色矮星が月にめりこんで、月が地球の2倍の質量になり、楕円軌道を描いて地球に落ちてくる。その間、月の真下に来た地域では自動車や貨物船がふわふわ浮きあがるんだぜ。
で、月で科学者が決死のミッションを敢行し、みごと褐色矮星を吹きとばしたら、月が半分に割れてしまったとさ。いやー、こんなでたらめな話はひさしぶりに見た。間違いなく、製作陣に理系の人はひとりもいないね。
ストーリーがおもしろけりゃ、でたらめでもかまわないんだけど、クライマックスは要するに「アルマゲドン」だったよ。昼食はオムライス。
【チキンピラフ】行平鍋を熱してオリーヴオイルをしき、タマネギみじん切り、鶏もも肉親子丼用、米を順次炒める。米の1.5倍量のコンソメ+湯を注ぎ、乾燥コリアンダーを少々ふり、ふたをして炊く。炊きあがったらしばらく蒸らし、塩コショウとケチャップを混ぜこむ。
【オムレツ】卵2個を白身と黄身に分けておく。白身をフォークでよく泡立て、黄身を加えて軽く混ぜあわせる。フライパンを熱してオリーヴオイルをしき、とき卵を投入。うまくひっくり返ればおなぐさみだが、案の定、失敗してぐちゃぐちゃになった。
皿にチキンピラフを盛り、ぐちゃぐちゃのオムレツをのせて、ケチャップをふりかける。無性にオムライスが食べたくなったのでつくった。チキンピラフにしたのは米をとがなくていいから。メレンゲオムレツは確か「発掘!あるある大事典」で知ったもので、失敗してもふわふわにはなるという利点がある。もちろん、とろふわオムレツが焼ける人はそのほうがいいでしょう。
山城新伍死去(8/12)。
わたしは最初、テレビタレント・司会者として知り、「なぜかエラソーな人」だと思っていた。その後、映画俳優としての仕事に触れ、「エラソーにしてもいいか」と考えを改めた。
テレビに残した業績は「チョメチョメ」だろうね。いまだに使われていて、辞書に載ってもおかしくないくらい。豚スペアリブじゃが、ホウレンソウの乾物ゴマ和え(塩昆布+ちりめんじゃこ+赤唐辛子小口切り+いりゴマ)で夕食。
塩コショウした豚スペアリブをおろしタマネギ+乾燥ローズマリー+乾燥コリアンダー+ナツメグにじっくり漬けこんでおく。魚焼きグリルで焼いたスペアリブ、タマネギ細切りをいりこ昆布だし+日本酒+しょうゆで煮る。途中でジャガイモ四つ切りを加える。ジャガイモが煮えたら、じっくり鍋止め。
かつお節が切れていたため、いりこを使用し、ニンニクとショウガも切れていたため、スパイスを多めにしてみた。スペアリブを下ゆでしていないので、とろとろにはならなかったけれど、歯ごたえがあってこれもまたよし。オイルサーディントーストとカフェオレで軽く朝食。
今回はオリジナルバージョンで、粉チーズをふりかけて焼いた。やっぱりシンプルな味もうまいっす。ベーカリーのおかずパンで昼食。
お盆のスーパーは、牛カルビ焼肉用、うなぎ蒲焼き、にぎり寿司詰め合わせなど、大人数向け高級食材徳用パックばかりで、独居小食者にはちとつらいっす。小野瀬雅生さんからクレイジーケンバンド『Girls! Girls! Girls!』をいただいたので、さっそく聴いた。いつもありがとうございます。
ユニバーサルミュージック移籍第一弾ということで、手がたい出来。「昼顔」「夕食」といった平凡なおばさんおじさんを励まし、肯定する曲があることが特徴的だろうか。これまではあまりなかったタイプの曲なので、新展開の兆しかもしれない。
ベストはその「昼顔」かなあ。金魚売りの売り文句をフィーチャーしたハードロックインスト「Gimme a Goldfish」もいい。反則気味に選ぶなら「山の音 そうだ京都に行こう。REMIX」か(ナイショだけど、原曲よりいいと思う)。