シナリオ計画 017


 


[109] エントリープラグ?

シンジ :  綾波、どこだ ……!
レイ :  ダメなの …… 。
    もう、私は、ここでしか生きられないの
シンジ :  綾波
レイ :  いいの、碇君。
    私が消えても代わりはいるもの
シンジ :  違う!、綾波綾波しかいない!
レイ :  …… えっ!?
シンジ . : . だから今、助ける!!


[110] ジオフロント

マヤ :  そんな …… 形状制御のリミッターが消えています!。 解析不能
リツコ  :  人の域に留めておいたエヴァが本来の姿を取り戻していく。
    人のかけた呪縛を解いて、人を超えた神に近い存在へと変わっていく。
    天と地と万物を紡ぎ、相補性の巨大なうねりの中で、
    自らをエネルギーの凝縮態に変身させているんだわ。
    純粋に人の願い叶える、ただそれだけの為に ……

[111] 再びプラグ内のイメージ。

シンジ :  うわあああぁーーーー、綾波
シンジ  :  綾波、手を!、 来い!!!
レイ :  …… !

[112] ジオフロント

加持 :  数が揃わぬうちに初号機をトリガーとするとは。 碇司令、ゼーレが黙っちゃいませんよ
冬月 :  やはり、あの二人で初号機の覚醒は成ったな
ゲンドウ  :  ああ、我々の計画に辿り着くまで、あと少しだ

[113] 抱き合う初号機と使徒だったものから変化したレイ。
  エントリープラグの中のイメージ。
  抱き合うシンジとレイ。


  .

シンジ :  綾波、父さんのことありがとう
レイ :  ごめんなさい。何もできなかった
シンジ  :  いいんだ、もう …… 、
    これでいいんだ ……

[114] 二号機背中上

マリ  :  なるほど …… 。 
    都合のいい奴ね。
    やっぱ匂いが違うからかにゃー …… 。
    へっくしょん!

[115] ジオフロント
  血管だけを透き通らせたような光の巨人に変化していく初号機。
  嵐が吹き荒れ、それを見上げるミサトたち。


  .

リツコ :  この世界の理を超えた新たな生命の誕生。 代償として古の生命は滅びる
   
ミサト :  …… 翼!?、15年前と同じ!?
   
リツコ :  そう、セカンドインパクトの続き、サードインパクトが始まる。
   
リツコ  :  世界が終わるのよ


[116] エンドロール

[117] 6号機の放った槍に貫かれる初号機


  

ミサト :  いったい何が!?
   
カヲル  :  さあ約束の時だ。 
    碇シンジ君。 
    今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ
( テロップ )  :  つづく。