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伊豆大島の今〜島外ボランティアさんのワガママと島外議員さんの高圧〜】

伊豆大島から帰りました。

町の空気感などを五感で感じながら。

最終的には、社会福祉協議会の局長さんともお話とお顔合わせをさせていただきました。

お話させていただいている途中で。

「ボランティアが寝る場所がないって言っているじゃないか!!!

宿泊料金が高くて泊まれないって!!!

今、町長に、ボランティアたちが無料で寝る場所を確保しろって言ってきたからな!!!」

と、怒鳴り込みに来た方がいらっしゃいました。

・・・なんだろう。

伊豆大島でのボランティアルールは、「宿泊場所を確保できる人」が前提。

宿泊料金が高くて長く滞在できない・宿泊場所の確保が出来ないのであれば、後から来るボランティアさんたちに託して、自分はお暇するしかない。

それが、伊豆大島の町のルール。

そのルールを抜本から覆そうとする、この怒鳴っている方は、島のことや島に住む方々の気持ちを何も知ろうとさえしていない。

ボランティア優先ではないのが被災地。

この場で、一緒に一から勉強会を開こうかと思って、声の主の顔を見ると。

あら?知った顔ですね。

あの議員さんでした。

あー、そーなの?

「こんにちは」

とあいさつをしてみた。

上から一睨みされて、無視された。

あのぉ、、、わたしもボランティアなんですけど???

泊まる場所も確保させていただいていますし、料金がどうのこうのなんて言いませんけど。

彼のことを好きとも嫌いとも考えたこともなかったけれど、この人、ダメだなということがすごくよくわかった。

勉強会を一緒にやる価値がないと感じた。

選挙前とかは、あんなに熱意あふれる感じだったのに、そりゃ、俳優さんもしていたんだから演技もうまいよね。

こういったところで、人の本音って出る物だと感じました。

なんで、こういったルール外のことを議員さんが社会福祉協議会さんに怒鳴ってきたり、町長にあーしろこーしろと言ったりするのだろう。

町の議員さん達で話し合ったことであれば、わたしが口を出すべきではないけれど。

彼は、町の議員さんではない。

スーツとか場違いなスタイルではなかったけれども、それは外見だけで、中身は、被災地に黒塗りの車で悠々と来る議員さんだと、よくわかった。

被災地は、今、伊豆大島に入ってくれている島外からのボランティアさんたちの自己実現のために存在するのではない。

彼らの自己実現のために、島の方々の生活や心労、疲労、経済がどれだけダメージを受けるか考えると、非常に悩ましい問題である。

島の方々の生活が、島の方々主体であれるよう、宿泊施設を確保してあり、伊豆大島のことをきちんと知った上で活動に入ってくれるボランティアさんが必要だなと感じました。

今のままでは、非常に良くないですね。

そんな中でも、きちんとした学生ボランティアさんたちもいるのだ。

彼らは懸命です。

無理しすぎず、大人数では入らず、細く長く、バトンタッチのようにしていくようです。

島のルールを変えようとはせず、誠意を持った志です。

大人の俳優だった議員さんや、今、宿泊料金が高いとか宿泊先を確保出来ないまま突撃してしまった大人のボランティアたちのほうが、学生さん達よりも情けないとは、いかがなものだろうか。

T4主催のボランティアさん同士の交流会&勉強会を、宮城県に発つ前に一度入れてみようかと思い直しています。