kiratei2000-06-02

印章偽造


スキャナー複製のハンコで現金詐取
預金通帳を盗んで、通帳に届け出印として押されている印影を
パソコンのスキャナーなどで複製し、
窓口で現金を引き出す事件が急増している。
大手都銀六行だけでも昨年一年間に三百〜
四百件程度の被害が出たという。
金融監督庁にも相談が相次いでおり、
同庁では「精巧なスキャナーが増えて偽造が容易になったのが大きな理由」と
説明している。キャッシュカードの普及で、預金通帳の利用機会が減り、
盗まれてもなかなか気が付かないため
被害が拡大しているとみられ、大手銀行の中には、通帳
への押印を廃止するところも出ている。

都内の印鑑業者によると、通帳の印影をスキャナーで読み取り、
その形をフィルムで複製す
ると、一〜二時間で出来上がってしまうという。
昨年一年間で約百件の被害にあった大手都銀もあり、
「技術が進歩したための犯罪。背後にはプロ集団がいるようだ」(大手都銀担当者)
と各行は危機感を強めている。

警察当局は「カード犯罪はかなり知れわたって
きたが、通帳の印影複製は新しい手口。
預金者の盲点をついた犯行」としている。

……高木彬光「白昼の死角」角川文庫をまず読みましょう。
ナニワ金融道」を次に読みましょう。
で、私は「プリントゴッコ」を使って印章を偽造する方法は知っていたのですが、それを実践する前に時代が進化してしまったようです。