当然、臨時昼会
当然、臨時の昼会が行われる。
課長補が前に進み出て、書類を読みだす。
要旨は、
「販売部門から他の製造部門に応援者を出す事になり、
当課からは2名の女性が三ヶ月間の製造応援に行くことになりました。」
である。
晴天の霹靂、突然の発表である。
ちなみに、「当課」とはσ(-_-)の所属する課ではない。
σ(-_-)は所属するのは同じ部であるが、ただひとり別な課の社員として同じフロアに勤務している。
それでも、隣の課が忙しいのはありありとわかる。
その部署のプリンタをσ(^_^)は借りているので……というよりも、
その課の現状を見かねてσ(^_^)が導入したカラーレーザプリンタなのである。
稼働……そのメンテナンスも私がしているし、
如何に人員を増強しようか?と話し合っていた矢先の事実上の人員の削減である。
まぁ、製造応援なんてもなぁ〜口実で、
本当は非常にキツイ業務に人員を廻して、依願退社させようって魂胆なのである。
三ヶ月の応援期間が終了しても、きっと今の部署には戻って来れないのであろう。
そういう意地悪をして辞めさせようというわけである。
なにしろ、隣の課の事実上の課長たる課長補(これは管理職ではなく一般職=労働組合員である)から、
大規模な人員削減プロジェクトが動き始めたと相談されたのが、8月26日のPM。
その直後に、もう人員の選出要請があったようで、人員が選出されたのが8月26日の夜らしい。
私は、8月27日は出張で不在で状況はわからず。
8月28、29日は土日で休み。
8月31日に、なんか部長が来ているなぁ〜〜と思ったのだが、
後から考えれば、やはり本人内示が密かに行われたのことで、
9月01日たる本日、職場発表。
そして、9月06日から製造応援開始という、
非常に異常なスケジュールである。
そういう状況においても、まったく人員が選出されない部署や、
ぜったいに選出されない人員がいるから不思議である。
妊娠 → 産休 → 育児休暇 → 職場復帰 → 妊娠 → 産休 → 育児休暇 → 職場復帰 → 妊娠 → 産休 → 育児休暇 → 職場復帰 → 妊娠 というのを繰り返している女性社員もいるらしいが、
まったく上長から何も言われないらしい。
派閥とか閨閥とかいう会社での人間関係に(-_-)はまったく無頓着であるのだが、
そういう非常識が許され、しかも今回の選出からも洩れているとのことである。
会社というのはまことに摩訶不思議なところである。