理系の大学院は文字通り、研究に明け暮れる生活であった。
装置の設定と起動に1時間、本稼動に5時間、冷却に1時間、計約7時間かかる実験を、
1日に2ソーティ行うという不夜城的研究室であった。
これと平行して画像処理や装置の自動制御、および銀塩写真の現像〜焼付け技術を習得する。
このころ、アルバイトで、某電子系専門学校の講師をする。
このときの教え子に、P がいる。
夜中のPM10:00 *1 過ぎに施設をあとにし、空いていれば深夜タクシー相手の食堂で遅い夕食、
そのままレンタルビデオで邦画、洋画を借り、アパートにて観賞しつつ、また翌朝には研究室に行くという
いつ寝ているのかわからない *2 生活であった。