神楽坂倶楽部 2008.08.01

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2008年8月1日(金)


 いや、どうにもこうにもお暑いことです。きのうは定例の採血・診察だったのですが、行って主治医の先生に「どうもだるくて体調が悪化ぎみで」と訴えたら、「まあなにせこの陽気ですからねえ。いい若い者の元気な人でもだるいだるいって云ってますよ」って軽くあしらわれてしまいました(笑)ま、確かにそうですねえ。町を歩く人々はみんなげんなりした表情で、のったりと歩いています。早く歩いたりなんてとんでもない、といいたげです。


 そのなかにあってうちの亭主だけはなぜか、最近ウォーキングに凝っていて目黒から田町まで歩いてしまったりとか、なかなか元気がいいのですが………それでも「腰痛気味」だとか云ってましたからねえ。やっぱりなかなか、この夏の異常なまでの暑さはからだにこたえるものがあるのでありましょう。


 そのなかで、きのうの診察では、いま一番気になる肝臓の数値がかなり正常化して、GOT、GPTともどもほぼ正常域に入ってきたし、白血球も5400あるし、まあよろしいんじゃないですか、という感じなのですが………奥付上では確か今日、ポプラ文庫から「ガン病棟ピーターラビット」という、闘病記というか、この病気を発病してから退院するまでくらいのエッセイが発売されます。つらつら眺めてると「ああ、もうそんなにたったんだ」と思うことしきり。また、「そうだなあ、あのころは辛かったなあ」と思い出したりしますねえ。それを思うとほんとに元気になったものだし、けさも朝ご飯食べたら気分悪くなって1時間ほど寝込んでしまいましたが、そのくらいですんでる、ってことそのものが、まあすい臓癌なんですからねえ、とっくに死亡広告が出ていてもおかしくなかったかな、って考えると、ほんとにありがたいことです。


 いろいろとライブ予定が告知してあるとおりたてこんでおるのですが、そこにもうひとつ追加して、ちょうど12月20日が土曜日だった上に、花木佐千子さんと山下弘治さんのOKが得られたので、「手術1周年記念」のライブをやることにしました。考えてみると「ライブ」ってのは「LIVE」ですから「生きてる」って意味でもあるんですねえ。まさに、「1年間生きてたよ」という「ライブ」になればいいと思っています。ま、「それまで生きていたら」ですが、いまの状態だと、急変がないかぎり(あと天変地異や交通事故がないかぎり、だな(苦笑))まあ今年はこせるかなと………冗談ごとではなく「何もしなければ今年いっぱいはもたないだろう」といわれたわけですからねえ。それを思えば、1年また1年と丁寧に年をかさねていって、「結局こんなに生きてたじゃないか」っていうことになるのが、一番いいんだろうなと思います。先生に「1年単位で計画をたてちゃいけない、数ヶ月単位にしなさい」っていわれましたが、12月だったら「4ヶ月単位」だからまあまあいいかな、とも思ってますし。


 でもまあそういうわけで12月までライブの予定が出来たので、嬉しいです。それを楽しみに――いまはピアノを弾くのが何より楽しみなので、それを大事にしつつ今年いっぱいを生きてゆこうと思います。来年のサクラの花が見られたら、またそれも「ああ、見られてよかったなあ」ということですしねえ。


 ということで、夏ばて気味ではありますが、ほとんど涼しいとこにいるんだし、夏ばてとかいったら申し訳ないような状況ですが、体力がなかなか回復しなくてねえ (/_;)この暑さじゃあ軽い運動しようにも動きようがないから、あれですが、術後の半病人にはそういう意味じゃあタイミング悪かったですねえ。秋になったらウォーキングしてちょっと体力を取り戻さないと、です。皆様もお暑さの折柄、熱中症にだけはご注意下さいまし。そうこうしているうちにもう8月になったのですねえ。



2008年8月1日(金)



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