家系


 


学生時代に
  σ(-_-) が棲んだアパート の 裏手 に *1
一軒のラーメン屋があって。

カレーライスが絶品だった。


スープ を 取る 残り材 で 作るのだろうか?、
 それとも、スープでカレー粉を溶くのだろうか?
など、いろいろ想像したもんである。


それは、町のラーメン屋などではなく、
新興の 『 家系ラーメン 』 だった。

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通いつめるうちに、『 千家 』 で修行 *2 したらしいという情報を得、


そして、この店も支店を出し、本店は移転し、経営者が変わったらしいという話を聞く。


本店は店名は変わり、味の方向性も若干変わったが、資本関係のなくなった支店はかつて店名をそのままで。


味としても支店の方が本流!との意見もネットにはある。


いっぽう、 σ(-_-) はと言えば、いつしか、 σ(-_-) も就職し、引越し、転勤し、家系ラーメンには疎遠になっていった。


*1: いや、実際は、町の地相から見ると
  『 裏手 』 だったのは、 σ(-_-) のアパートであって、
  この ラーメン屋 は 『 表 』 で

*2: 『 修行 』 と言っても、ただ働いていただけかもしれないし、
  独立するのを目標として密かに技術を盗んでいたのかもしれない。