追悼 シルク12才 永眠しました 後編

腎不全は腎臓の機能がどんどん低下してくるため分解されない毒素が体中に回ります。
そしていつもムカつきがあり下痢もしやすい。
一回に飲む水の量も多いです。
おしっこをすると身体の毒素の値が低下する。
呼吸も大きな深呼吸のような感じでお腹が大きく上下するときもあり、それは身体にたまった二酸化炭素を体外に出そうと頑張っていると獣医さんに説明してもらいました。
本猫自体は傍で見るほど苦しいことは無いそうですが、やっぱり見てると苦しそうかも。
ただ寝ている時が多いのでそうでもないのかも??

シルクは腎臓サポートのエサでもう一匹は普通食。
しかも食べるのが早くシルクは徐々に食べるのが遅くなってきているため残したエサを狙いすましています。
たくさん食べさせたいこちらとしては横取りは困ります。
いつしかエサのたびに2匹を別の意味で見張るようになりました。
シルクはちゃんといっぱい食え〜っ。
もう一匹は取るんじゃねえっ、おデブまっしぐらだぞ。
腎臓用のエサは少量でも体重を落とさないためにカロリーが高いそうな。


今か今かとシルクがその場を離れるのを待ち構えています。
その日によってかなり食欲にバラツキがありました。
何か食べ方が少ないなと思った時は下痢に注意しなければなりませんでした。



ガチャで赤い蝙蝠の羽が出たので着けてみた。
白いので映えるなあ。
この頃から顔つきがきつくなってきました。


バルコニーの手すりの上がお気に入り。
意外と落ちないで寝ています。
ご近所さんからは落ちないかと心配されていましたが、大丈夫です。



シルクが点滴治療から帰宅した直後。
いつもお出迎えをしてくれます。



何故かガスレンジの上で夜寝るようになりました。
念のためチャイルドロックをして、ガスコンロには鍋をひっくり返して置いておきました。
本当はお風呂場が良いようですが水が危険なので入れないようにしたためこっちになったようです。
でも危ないのは危ないです〜。
歩き方もおぼつかない感じになってきていましたがまだこの高さは飛び乗れる筋力はありました。
すぐにそれも出来なくなるのですが。

血液検査の結果 体重2.4kg
2018.6.22 尿素窒素(BUN) 130.5 (正常値16-36)
      クレアチニン(CRE) 6.2 (正常値0.8-2.1)


かなり症状が進行しています。
それでも足は弱ってきていましたが自分の乗りたい高さまではジャンプしたり降りたりは出来ていました。
数値は悪かったですが悪いなりに安定していたようでエサもしっかり食べてくれてたしおう吐下痢も無かった時期でした。
体重も2.55kgまで増えたりもして。
今思えばこの時が最後の調子のいい安定した時期だったようです。
その後徐々に食欲は無くなり飛べていた手すりにも乗れなくなり夜寝るときはキッチンの隅っこで寝るようになりました。


トイレを使わなくなり、ペットシートの上でするようになり濡れるたびに取り換えました。
夜など長時間の場合は数枚重ねて広範囲に置いておくのですが何故かその隅っこでするため床に水たまりが出来ていたこともありました。
どんなにしんどくてもトイレはペットシートまで歩いて行ってました。

血液検査の結果(最終) 体重2.4kg
2018.8.10 尿素窒素(BUN) 140.0over (正常値16-36)
      クレアチニン(CRE) 7.2 (正常値0.8-2.1)

BUNに関しては針が振りきれていたそうです。それほどに高い数値ということでした。
かなり弱ってきています。


横になっていることがほとんど。身体も痩せて心もとないです。





階段を上がることが出来なくなっていたためキャリーに入れてバルコニーに連れてきました。バルコニーに来るのはこの日が最後となりました。
口元が汚れています。毒素を排出できないため老廃物が増え内臓を融かし口の中も同じように融けてきていると説明を受けました。
慢性腎不全の猫がすべてこのような症状になるか分かりませんがシルクの場合口の中も影響がでてきたようです。
18日ごろからエサを受け付けなくなり水もほとんど飲まなくなりました。
22日の通院(体重:2.01kg)で点滴だけで行けるところまで、という話でしたが残念ながら24日の通院予約は23日に取り消しの電話をしました。
電話口はいつもお世話になっている看護師さんで、その時は一度電話をきったのですがすぐに折り返し獣医さんから電話がかかってきて容体を聞かれました。
シルクがもう自力で立てなくなっていること。
口の中が真っ赤でよだれも多くなっていることなど話すと
「お家でゆっくり診てあげてください。何か分からないことがあったらいつでも連絡ください。申し訳ない」と言われてしまいましたが、先生が謝ることじゃないですよね。
親身に考えてくれる獣医さんです。ここを見つけるまでいろいろ病院を回りました。
ここでシルクを診てもらえて良かったです。


22日:点滴をしてきた日の夜にはかなり後ろ足が危うい感じです。
    よだれも多く前足が汚れてしまいました。
    これ拭いても綺麗にならないんですよ。



23日:完全に立ち上がれなくなりました。
   口は真っ赤な状態で赤い粘り気のあるよだれがダラダラと出ている状態です。
   これは覚悟をしないとと思わせるものがありました。
   

タオルを敷いてその上に寝かせます。
このタオルはシャンプーの時使用していたもの

                            1. これより下はかなり厳しい画像になります。

      不快感を覚えると思われる方は見ないでください+-+-+-+-+-+










口が閉じられなくなってます。
口の周りも融けちゃったのかな。
拭こうとするとすごく嫌がるので痛いのかもしれません。
よだれには血液も混じってます。



身体を必死に起こしてトイレに行こうとしますがこれ以上は動けません。
ペットシートを敷いてあるのでこの状態でのおしっこです。
濡れたシートは即交換。



開口呼吸が始まりました。
最初鳴き声を上げたくても声が出ないのかなと思っていたけれど違ったようです。
身体がかなりきつい状態なんでしょう。


最後のツーショットとなりました。
何かをお互い感じて居るのでしょうか。


呼吸をすることが精一杯の状態です。
時々身体をのけ反るのですがその時はおしっこをしていました。
即交換すると落ち着きました。
まだそういう感覚は残っているようです。
苦しそうに口で息をしている間も時々目線が合う事もありぼーっとしているだけではないように思われました。
この4時間後24日午前4時20分頃息を引き取りました。
私はシルクの隣に寝ていたのですが知らない間にうとうとしていたようで気が付いた時には心臓が止まっていました。
その直前まで心臓に手を当てて動いていることを確認していたのですが、、、。
痙攣を起こすかもしれないと事前に言われていましたがありませんでした。
本当に静かに逝ってしまいました。
まだ温かいからだを箱に入れるため前足と後ろ足を曲げて箱の中に寝かせました。
目を閉じようとしましたが出来ませんでした。


24日夕方にシルクの通っていた病院からメッセージ付きの花が届きました。
その花を少し頂きシルクに添えました。
うん、可愛い、綺麗。
もうしんどくないよね。シルクが幸せと思ってくれてたら嬉しいなと思います。




シルクお帰り。
安らかに眠ってね。












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この子 どこの子 子猫ネコ


  2006年09月26日  18:36


娘が子猫を拾ってきた。
どうやら捨て猫らしい。


生後どのくらいも分からないし、
ネコ飼った事無いし。。。
世話の仕方が分からん(-"-)。


とりあえず、牛乳少しと牛乳に浸した食パンを与えみた。
食べてる。。。


どうやら離乳は済んでいるらしい。
良かった。。。


これからこのネコの運命は???
里親探し? 家で飼う??


写真はフラッシュ無しで撮ったから
ピンボケ (^^;; 。

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シルクが旅立ちました

シルクが今朝亡くなりました。


12才でした。


獣医さんからは痙攣が出るかもしれない、と言われていましたが
そういう事も無く静かに旅立ちました。


シルクの心臓に何度も手を当てて生きていることを確かめながら昨夜は過ごし、
ほんの一瞬うたた寝をしていたらしく、
気が付いた時には心臓が止まっていました。
身体はまだ温かかったのでその一瞬が悔やまれます。


開口呼吸は苦しそうでしたが最期はやっぱり可愛い顔です。


これからシルクのいない生活を実感するんでしょうね。


12年前次女がシルクを保護した日を今でも鮮明に覚えています。


アドバイスもたくさん頂きました。


本当にありがとうございました。
                         2018年8月24日 12:05