若手漫才師、ますだおかだの公認ファンページ。ますだのほうはEメールアドレスを持っているらしく、本人の書き込みもあり。松竹芸能なのか。
大森望さんの伝言板で知ったWildside
Press。ラファティとキース・ロバーツの旧作にもそそられるが、著者欄にアヴラム・デイヴィッドスンの名前があがっている点が、とっても気になります。同じサイトにあるMysteryMovie.comも気になる。DVD販売してくれないかしら。
『美濃牛』を読んで、「アルジス・バドリスって誰?」と思った人のために。こういう人です。
今年は横溝先生の代理でバファローズを応援すると決めたわたしだが、あまりの弱さに頭をかかえている。オリオンズとの熾烈な最下位争いには勝利してもらいたい。梨田、もっとがんばれよー。
ついに発見したぞ、ベルント・アロイス・ツィンマーマンのファンページ。なんと日本にあったとは。運営者の人は偉い。
わたしは最近、ついにツィンマーマンの〈ユビュ王の晩餐のための音楽〉を聴くことができ、大変感動した。ルチアーノ・ベリオ〈シンフォニア〉と並ぶコラージュ・ミュージックの傑作。
噂に名高いフィナーレが特にすごい。シュトックハウゼン〈ピアノ曲IX〉の和音連打の上に、ワグナー〈ワルキューレの騎行〉とベルリオーズ〈断頭台への行進〉が乱舞する。ラストはメタリックな打楽器が大音量で鳴り響く。「黒いバレエ」の副題どおりの、邪悪なエンディング。
当時、ツィンマーマンは、シュトックハウゼンと鋭く対立していた。シュトックハウゼンは、ひと言でいうと誇大妄想系のイタい人なので、大嫌いだったんだろうと思う。つまり、このフィナーレはシュトックハウゼンへのいやがらせなのだ。もうひとつの代表作〈若い詩人のためのレクイエム〉には、ビートルズ〈ヘイ・ジュード〉が思いきり引用されているのだが、莫大な著作権使用料は払わなくていいんだろうか。芸術ならいいというのは、差別じゃないか?
わたしとフランク・ザッパの唯一の共通点は、エドガー・ヴァレーズのファンであること。
ザッパは少年時代、ヴァレーズの〈イオニザシオン〉を聴いて、ファンになった。
両親から「誕生日プレゼントは何がいい?」と訊かれて、アリゾナ州に住んでいたザッパ少年は、
「ニューヨークに長距離電話をかけさせてほしい」
と答える。当時、ニューヨークに住んでいたヴァレーズに電話したい、と思ったのだ。
ザッパは当時を回想して曰く、
「そのとき、おれがヴァレーズに何を言いたかったのか、いまではよくわからない。たぶん、こんなことだろう。『ヴァレーズさん、おれ、あんたの大ファンなんだ!』」
……というのは、『ザ・リアル・フランク・ザッパ・ブック』(白夜書房)で読んだ、ちょっといい話。
この話を読んだとき、わたしも横溝先生にファンレターを出すという知恵が回る小学生だったらよかったな、と思いました。返事をいただけたかもしれない。so-netの情報コンテンツサービス、BASEBALL JUNKY。so-netの会員なら無料で見られる。それ以外の人がどうだかは知りません。
玉木正之氏が週刊でコラムを書いているので、つい登録してしまった。「脱企業の球団経営を!」「球場に天然芝を!」というおなじみの内容だが、こういうことを公言する人はあんまりいないので、わたしはファンです。「巨人」という「社会悪」、と言い切ってしまうところがすごい。インターネットならではのコラムですなあ。
わたしは二宮清純という人があまり好きではないが、玉木氏を起用したのは、サービス監修者として偉いと思った。(まあ、名前を貸してるだけかもしれないが)
西武の連勝を止めた男、前川勝彦の姉上が運営しているサイト、Orange Farm。
前川のファンページが、アットホームな感じでとってもよいです。自宅で撮ったという前川のスナップ写真も、ほのぼのしていてGOOD。心がなごみますよ。(一時休止中だったが復活した>2000年5月16日最新情報)
緒川たまき公認ファンクラブ、tamaki Cafe。
わたしは緒川たまきのファンである。理由=変だから。
最初に注目したのは、高野寛といっしょに、いまはなき「ソリトンSIDE-B」(NHK)の司会をしていたとき。関根勤、森若香織、ウェイン町山がゲストの「B-MOVIE」特集のときはすごかった。
いわゆる「モンド・ムービー」というか、変な映画の特集で、各出演者がフェイバリット映画をあげたのだが、緒川たまきの選択は「ブレインデッド」。あのウェイン町山氏がさすがにあきれて、
「この映画、ほんとにお好きなんですか? だって、タンクローリーいっぱい分くらい血が流れますよ」
と、いぶかしんでいた。そのほか、ジョー・ダンテ監督「マチネー」に言及したりして、これは変だ、と思った。以来、緒川たまきウォッチャーとなったわけだが、「新・日曜美術館」の司会(もう終わったけど)でも、センスが爆発していた。いちばんすごかったのは、岡本太郎の特集のとき。
岡本太郎の旧宅は、いま記念館になっているらしい。行くと、岡本太郎の蝋人形があるのだ。
緒川たまきは、その蝋人形をひと目見るや否や、
「まあ、岡本先生」
と言って、蝋人形の肩に手を置いて、ポーズを取った。でもって、この記念館を管理しているおばさんが、また、輪をかけて変な人で、すっかり意気投合していた。
「先生の描きかけの絵、見せてあげる」
と言って、数百号はあろうかという大きなキャンバスをふたりがかりで取り出すと、
「ほら、これが先生の描きかけの絵……ごめん、逆さまだったわ」
あわてて絵をひっくり返して、
「えーと、足があるから、こっちが下よね」
もう、テレビの前でひっくり返って笑ってましたね、わたしは。世の中に「変」を売り物にするタレントは多いが、心底変な人は珍しい。
イギリスのDJチーム、コールドカットの公式ページ。
DJミュージックに興味がない人でも、インターフェース画面で笑えると思う。まあ、Macユーザーにしかウケないかもしれないが。
トーラス・ゲームとクラインの壺ゲーム。単純な三目並べでも、けっこう頭を使う。
物理学者のディラックはトーラス碁というのを提唱したらしい。
「碁盤の端や四隅といった特異点がなくなるから、このほうが合理的だ」
と言っていたとか。理論物理学者らしい発想ですなあ。
理論的にはクラインの壺碁や実射影平面碁もあり得るはずだが、そんなの(頭のなかだけで)打てる人、いるんだろうか。ちなみに、「トーラス将棋」は先手必勝です。両端がくっついているから、いきなり先手玉で後手玉を取れる。
アメリカの作曲家、モートン・フェルドマンのファンページ。
昔、フェルドマンの曲を初めて聴いたときは、ものすごく退屈だった。ほとんど変化がなく、しかも長い。なんだこりゃ、と思ったものだ。
ところが、最近買ったCDにたまたまフェルドマンのオーケストラ曲〈Coptic Light〉が収録されていたので、聴いてみたら、これが非常によい。
べつにこの曲が特別なのではない。昔聴いたときと同じフェルドマンだ。わたしの耳のほうが変わっていたのである。要するに、アンビエント・ミュージックに慣れた結果、フェルドマンの音楽の美しさがわかるようになったわけ。昔、読んだり観たり聴いたりして退屈だったものでも、もう一度試してみると、新しい発見があるかもしれない。