kiratei2003-05-17

形而化した鳥籠


ほんとうは、マジックのネタをばらすことは禁忌事項なのであるが、
最近は自分の技量を磨かず、効果的な演出すら怠り、
そのマジックのトリックにのみ頼りきった自称マジシャンがあまりにも多いので。

よくある、最初に確かめて置いたお札をどうかして(例えば燃やして)、
その後で、別な場所からそのお札が出てきて、
きちんとその番号を確認してみると最初に確かめたと同じだと確認されるマジックのトリック。

トリック:同じ番号(に見える)お札を二枚作る。
銀行で連番のお札10枚両替にしてきます。

で、それらの番号が、

9876543210
9876543211
9876543212
9876543213
9876543214
9876543215
9876543216
9876543217
9876543218
9876543219

だったとして、

「9876543211」の末尾の 『1』 に慎重に線を加えて 『4』 にします。

はい、これで一見同じ番号に見える 『987654324』 というお札が二枚出来上がり!。


ですから、この類のマジックの場合、お札の番号の末尾は必ず 『4』 であるし、

もちろん、資金に余裕があれば(=連番のお札100枚両替出来る!)、末尾から二桁目が 『4』 である(笑)。


最初にどちらのお札を使うかはありますが、お札の番号を確認するときによく見ていると、
その末尾の 『4』 の数字の線の太さとかが不自然であることがわかります。


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