およそ軍勝五分をもって上となし、
  七分をもって中となし、十分をもって下と為す。
   
  その故は五分は励を生じ七分は怠を生じ十分は驕を生じるが故。
  たとへ戦に十分の勝ちを得るとも、驕を生じれば次には必ず敗るるものなり。
  すべて戦に限らず世の中の事この心掛け肝要なり。