その逆も然り



  「この城にある力をもって世界を守るもよし、滅ぼすもよし、
   全ては藭とその御使いのおぼしめしである。」


  というわけで、新造人間キャシャーン
  ロボット兵のイメージである。




   

 我々はまぎれもなくここに生きている。
  しかし、人間はそれを認めようとはしなかった。
   そればかりか、目にもあまり残虐な手段を尽くして、われら同胞の命を排除した。
    あたかも裁きを下す者のごとく、あたかも彼らがその権利を有するかのごとくだ!。


 命に優劣があろうか。生きるという切実なる思いに優劣などあろうか。
  ただひとつの生を謳歌する命の重みに優劣などあろうか!。
   あるはずがない!。


 しかし、人類は目に見えぬ天秤の上に我々を載せた。
  それが仮に彼らの権利であるというのならその逆もしかり!。
   我々がその権利を有することも可能なのだ!。



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