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1食で脂質1日分も…市販揚げ物40銘柄を調査

     総菜として販売されている揚げ物は、1食で、脂質量の1日の摂取目安に達している商品のあることが7日、国民生活センターの商品テストでわかった。

     揚げ物の脂質の70%が衣に吸収された油で、同センターは「生活習慣病予防のためにも、衣の薄いものを選ぶべきだ」と注意を呼びかけている。

     テストの対象になったのは、「コロッケ」17銘柄、「ロースカツ」11銘柄、「ヒレカツ」7銘柄、「エビフライ」5銘柄の計40銘柄。コンビニやスーパー、デパート、弁当・総菜専門店で購入した。1食当たりの脂質量は、コロッケ(2個)が平均30・4グラム、ロースカツが同38・3グラム。コロッケ1銘柄、ロースカツ3銘柄で、1食で、1日の摂取目安(女性30〜49歳)の44〜56グラムに達していた。

     手作りで調理した参考品に比べると、衣の量はコロッケが18%、ロースカツが16%、ヒレカツ26%、エビフライ20%といずれも多かった。

     揚げ物全体の脂質量に占める衣中の脂質の割合はコロッケが平均65%、ロースカツが同64%、ヒレカツが同86%。揚げ物の平均では70%に達した。