首都圏大規模封鎖


会社に出社すると、妙に静か ……。


何故か、出社している人の数が異様に少ない。
ほんの数人ほど。


σ(^_^) の席に着こうとしていると、
隣の席の先輩を始めとして、その数人の方々が、
何故か σ(@_@) を睨んでいる ( ? ) 。


ネットを見ると、多摩川警戒水位を超えていて、
列車が止まっているようである。


つまりは、多摩川より向こう側に住んでいる人達が出社できないでいるらしい。


先輩が 「大丈夫だった?」と σ(^_^) に聞く。
σ(^_^) が答える。
「早めに出ましたから。」


島の反対側で話を聞いていたらしい副部長がぼそっと言う。
「毎日台風ならいいなぁ〜〜。」


おいおいおいおいおいおいおい …… A^^;


会社には、続々と「遅刻」を連絡してくる電話がかかってくる。
んが、出社してくる人の数は少ない。


そりゃそうだ、列車の運行が『遅れている』のではなくて、
多摩川が渡れなくて運行が『止まっている』のだから *1


中には住んでいる地区に避難勧告が出された人も。


後で聞けば、”どうせ台風だから”と σ(^_^) はゆっくり出社してくるだろうと
話題にしていたらしい。


そこに普段と変わらぬ定時前の時刻に σ(^_^) が出社してきたわけだ。


出社したときに珍しそうに σ(^_^) を睨んでいたヤツラが、
その謀議に参加していたわけだな!。

*1: σ(^_^) の会社は、山の手の南東地区に位置する。
だから、社員は神奈川方面に住んでいる人が多い。