神楽坂倶楽部 2008.01.20

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2008年1月20日(日)


 あけましておめでとうございますをいうにはあまりに遅くなってしまいましたが………


 たいへん長いあいだ、ご心配をかけました。昨日19日に、なんとか築地ガンセンター中央病院より退院してまいりました。退院直前に高熱が出て、「明日も出たら退院は延期」といわれるなどいろいろ紆余曲折ありつつも、なんとか予定どおり退院することが出来ました。


 手術もおかげさまで成功裡に終わり、予後も良好――といいたいところですが、本来ならばとっくにとまっているはずの「すい液」というものがどうしてもとまらず、それで当初の予定よりもかなりのびた揚げ句、結局管と排液バッグというものをぶらさげたままの中途半端な退院となり、こののちは通院にて治療しながら様子をみてゆくことになっています。まだまだ1時間と座っていられないような半病人状態、というよりまあほぼ全病人状態なので、完全に正常な生活に復帰するにはこののち自宅療養を経て、1,2ヶ月ですめばよいが、といったところ、外出などが自由になるのは半年以上あとになるのではないか、と思われます。食事もまだ、ひとの5分の1とれるかとれないか、というところで、おかげさまでだいぶん痩せました(笑)


 ともあれなんとか無事に病院から生還することが出来ましたが、むしろ日常へのリハビリはこれからかと思います。神楽坂倶楽部の更新については、まだときたま近況をお送りする程度のことしかできないと思いますが、そのあいだもおたずね下さった皆様には深く感謝しております。


 このあと本のほうは2月にグインの119巻、3月に角川書店より書き下ろし「朝日のあたる家」続編「嘘は罪」、そして伊集院大介シリーズ「陽気な幽霊」文庫化などと続いて参りますが、書くほうはまだまだというところなので、ぼちぼちと復帰してゆきたいと思っています。無理せずのんびりとからだをならしながら、まずは管がとれてなんとか正常なからだになれるよう、高熱が出たりしたらただちにまた再入院になりかねないので、その心配と闘いつつ、今後は再発や転移にそなえてゆかなくてはならないようです。


 私にとっても思いがけぬ2007年の幕切れと2008年のはじまりになりましたが、皆様おかわりなくよい年をお迎えになられたならばよいが……と念じております。あまり長いこと書けませんので、とりあえず近況報告とさせていただきますm(_ _)m



             2008年1月20日(日)AM8:40

                                 中島梓


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