[10] 夕方、帰宅途中のシンジ
シンジ . : 式波・アスカ・ラングレー…。 エヴァに乗って喜ぶ人もいるんだ… シンジ : ただいまー…って、なんだこれ!!。 僕の部屋が・・・ アスカ : 失礼ね、私の荷物よ。 シンジ : それ僕の …… ってなんで式波がここにいるんだよ! アスカ : . アンタ、バカァ?。 あんた、お払い箱よ。 ミサトとは私と暮らすの。 まあ、どっちが優秀かを考えたら当然の選択よね シンジ : そんなぁ …… アスカ : しっかし、日本の部屋ってどうしてこう、狭いのかしら。 荷物の半分も入らなかったじゃい。 おまけにどうしてこう、日本人て危機感足りないのかしら。 よくこんな鍵のない部屋で暮らせるわね。信じらんない ミサト : 日本人の心情は察しと思いやりだからよ アスカ
シンジ: うわああああ、ミ、ミサト(さん)… アスカ : ほら、ミサトは私と暮らすんだから、アンタゴミと一緒にさっさと出ていきなさいよ ミサト : あら、シンちゃんも一緒に暮らすのよ アスカ : えええええええ!? ミサト : あなたたちに足りないのは適度なコミュニケーションよ。 同じパイロット同士、同じ釜の飯を食って仲良くしなさい ミサト : これは命令です ミサト : さあ、二人とも、
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三人 : ごちそうさまでした (-人-) !。 ミサト : くぅううーやっぱりひとっプロ浴びた後の ビールは最高ねー!。 アスカ : きゃあああああああああ アスカ : ミ、ミ、ミサト、なんか得体の知れない生き物がフロに入ってるー!!! アスカ : アレ? シンジ . : . ああ、ペンギンていうトリの仲間だよ。 名前はペンペンって…
アスカ : ?、 ん …… ?。 キャアアアアアアアアア!!。 この変態ッ アスカ : エッチ、バカ、変態! 信じらんない ミサト : 二人とも素直になってきたみたいでいい傾向じゃない。 ね?、ペンペン ペンペン . : . ギャア
[11] アスカ、自室。
アスカ . : . あいつらとは違ーう。 私は特別。 だからこれからも …… 一人でやっていくしかないのよ、アスカ。
[12] シンジ、自室。
シンジ . : . やっぱり出ないや、父さん
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[13] 月面上空。
冬月 . : . 月面のタブハベースを目前にして、 上陸許可を出さんとは …… 。 ゼーレめ、えげつないことをする
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ゲンドウ マーク6 の建造方法は他のエヴァとは違う。 それが確認できれば充分だ 冬月 : しかし、5号機以降の計画などなかったぞ? ゲンドウ : おそらく開示されていない死海文書の外典がある。 老人たちはそのシナリオに沿って事を進めるつもりだ 冬月 : しかし…ゼーレとて気づいているのだろ。 ネルフ究極の目的に ゲンドウ . : . ああ …… 。 しかし、老人たちがどうあろうと、我々は我々の道を行く。 そのために、神に背くことになろうとも
ゲンドウ . : . ん…? 冬月 : 人か?、まさかな… カヲル : 初めまして、お父さん
[14] ミサト宅、キッチン。
ミサト . : . 社会科見学?、加持が? シンジ : ええ。 みんなも連れてくるといいって ミサト : ふーーん、あいつに関わるとロクなことがないわよ アスカ : んじゃ、私はパース ミサト : だめよー。 和をもって、尊しとなーす。 アスカも行きなさい アスカ : それも命ー令ー?
[15] 日本海洋生態系保存研究機構。
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ケンスケ . : . 失われたセカンドインパクト前の生物を復元しその永久保存と赤い水を浄化している まさに神の如き事業のそのほんの一部とはいえ見学できるとは… ホントもつべきモノは友って感じ、ありがとうな、碇 トウジ : いやー…ホンマ感謝するで、シンジ。 シンジ : お礼は加持さんに言ってよ 加持 : よーう。 もっとも、ここからがちょいと厄介なんだがな トウジ
ケンスケ
シンジ: うわぁ…
シンジ : これがセカンドインパクト前の生き物なんですね トウジ : うわー生きとる トウジ : 背中になんか背負った奴がおるで ケンスケ : カメ、っていうらしいよ アスカ : ふん、子供がはしゃいじゃって。 バッカみたい シンジ : 綾波も来れてよかった。 体もういいの? レイ : ええ。 ノルマ果たしたから、今日はもういいの シンジ : すごいなぁ…もっと広いところで泳げばいいのに レイ : 無理 シンジ : え? レイ : この子たちは、この中でしか生きられない。私と同じ シンジ : …… ?
[16] 昼食
アスカ : 意外 …… 、・おいしいわね 加持 いやぁ、見事な火加減と味付けだぞ ケンスケ . : . 9割人造肉の食材を味付け次第でこれだけのものにするとは トウジ : 隠れた才能っちゅうやつやな シンジ : いやあ…ミサトさん、いつもレトルトだから僕が作るしかないんだ 加持 : 台所に立つ男はもてるぞ、シンジ君 ケンスケ : だってさ トウジ : いやー、ワシは立たんぞ。 男のすることやない アスカ : ふん、前時代的。 バッカじゃないの? トウジ : なんやとう!?ポリシーは大事なもんなんやで! アスカ : ますますバカっぽい シンジ : まあまあまあ、食べてよ食べてよ シンジ : ごめん綾波…口に合わなかったかな レイ : そんなことないけど、お肉食べないだけ アスカ : アンタバカ?。 悪くもないのにで謝んのよ、日本人は。 それに生き物は生き物に命分けてもらってんだから、 せっかくの命はもれなく食べ尽くしなさいよ!!
レイ : ・・・ アスカ . : . このえこひいき! トウジ : ほんなら…ちょいと、ちょいと。 ワシが遠慮のー トウジ : やらんで、卑しいやっちゃなあ ペンペン : ギャーギャーアホー シンジ : じゃあ味噌汁はどうかな、あったまるよ レイ : !…おいしい