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  だ、旦那しゃま!、暴れるのは止めてくだしゃい!。


  い、いくら旦那しゃまが、
  「 いいと思って 」 だの
  「 きっと、大丈夫だよ 」 だの
  「 これくらい、いいぢゃないか 」 などと
  ご自分の無責任を棚に上げてほざいた挙句、
  その発言に責任を取らないヤツが大嫌いで


  『 無理です 』 と、経験と情報に基づいた分析判断の結果を報告しているにも関わらず、
   「 それを考えるのが、お前の仕事だ 」 と、
   根本原因は 「 やろう 」 などと考えたご本人の無能であることを認めず、
   それどころか感情的に責任転嫁し、
   精神論に走る管理職を嫌悪していたとしても ……


   ら、らんなしゃま …… 痛いでしゅ …… やめてくらさい …… あうあうあう。


魔方陣―円陣、星陣、サイの目魔方陣、立体魔方陣…
縦、横、斜の和が …… 、
部分方陣の和も、
相手が思い浮かべた数になっている …… と主張してますが、
見事なエンターテイメント・ショウです。


最初に、この相手の思った数を当てるのを見たときの
初感が、魔方陣ぢゃん!


ちなみに、 『 魔方陣 』 は 『 ” 魔 ” ・ ” 方陣 ” 』であって
『 ” 魔法 ” ・ ”陣 ” 』 ではありません。


相手の思い浮かべた数をどうやって知るかは、番組スタッフに質問してもらうとして、

14 01 12 07
11 08 13 02
05 10 03 16
04 15 06 09

14 01 12 07
11 08 13 02
05 10 03 16
04 15 06 09


  ← 4x4の魔方陣のパターンのひとつがこれ。


  赤文字の部分の数字に、
  4x4の魔方陣の和である34と相手の思い浮かべた数の差を加算します。


  ← すると、縦横斜部分方陣の和は、



14 1 12 7
11 8 13 2
5 10 3 16
4 15 6 9

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2011年12月25日 (日) たけし特番1


昨晩テレビ朝日系列で放送された超常現象特番余話を数回にわたって書きます。とくに『ユリゲラーの一押し』とかいう『超能力者』(マジッシャン)を取り上げます。彼は『他人の脳に侵入する』と宣伝しています。脳の中に侵入してその人の考えを盗んでしまう、というのです。これが本当なら社会の秩序も経済、政治の体制も破壊されます。社長の脳に侵入して株式公開の日程を読み取りインサイダー取引も簡単です。彼の超能力はウソで単なるマジシャンであることを主張する所以です。一つ一つ暴露しましょう。


(1)『あなたが最初にキスした相手の名前を当てます』


 まずひっぱりだされたのは男性タレントA君。『私の目を見て!』(脳に侵入するから)


『その人はKEIKO』 A君びっくり。これは事前調査!彼はスタッフを大勢つれてきていた。最悪A君はどこかでしゃべっていたかもしれない。


(2)タレント二人。B君、Cさん。それぞれ好きな数字を考えてと。二人は6と1と言った。つまり61なんだね。ところで白板には5×5の行列にすでに1ケタないし2ケタの数字が書いてあった。その行列の行すべてが足せば61になり、列も足せば61になり、対角に足しても61になる!しかし、これは今はやりの数字遊び。このような数字遊びは最近流行だ。それなら何故うまくB,Cさんが61と言ったか。これは事前のやらせ。私以外のタレントはみな、控室で事前に『好きな数字を書け』と言われていた、と騒いでいた。しかし、それら大勢のタレントたちは誰一人そのことを発言しなかった。


(3)他人の鼻を掻いたのに自分が掻かれたと感じた。一体どこのだれが自分の尻と間違いて他人の尻を掻くか。自分の両隣左右にタレントD,Fさんを配置。二人に目をつぶらせて、Dさんの鼻の頭を手指で撫でた。目を空けさせて尋ねるとなんと、手を触れなかったFさんが『鼻に触られた』と言った。会場にどよめき!後でたけしさんは『あれ、静電気だろう』と言っていた。私も最初そうか、とも思ったが後でビデオを見るとFさんの傍に彼の手はなかったから静電気とすれば50万ボルト以上が必要で、現実的ではない。私は原因をさまざまに考えた。赤外線レーザーか、とも思った。しかし、これはビームの方向性を合わせるのがむずかしい。1日考えてやっとわかった。これは目に見えないくらい細いプラスチック棒であろう。これでFさんの鼻を触れてからDさんの鼻をなでたのだ。もちろんこの動作は同時ではない。しかし、二人は目をつむっていたので同時に触られたかどうかは分からない。調べるとマジックショップでこのような目に見えない棒は売られている。

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2011年12月26日 (月) たけしの超常現象特番2


(4)大槻が騙される!番組休憩に入ると超能力者は名刺のような紙を持ってきて『かんたんな式を隠れて書け』といった。そこで私はシュレーディンガー方程式の右辺を書いた。
ih(δΨ/δt)
私はこれを書いた名刺を二つ折りにして封筒に入れようとした。そしたら彼が寄ってきてその名刺を素早く受け取りそれを目の前で粉々に破いて封筒に入れた。この破くシーンは放映された。しかし、この直前、私から二つ折した名刺を受取る瞬間は放映されなかった。
実際には彼は名刺の二つ折の隙間から中身を一瞬見ていたのだ。その証拠に事前に名刺に式を書く範囲を枠で指定したのだった。この枠内こそもっとも見やすい場所だったのだ。さて彼は『透視』した。
うまく当たったのはtだけだったがihは(モジャモジャ)、δもモジャと書いた。つまりあたったのは全体の形とtである。一瞬にして読み取ったにしては上出来ではないか。私は感心した。このからくりに気づくのに1時間ほどかかった。


この番組の放送直後からたくさんの方がたから連絡をいただきました。中にはマジッシャンらしき方もありました。ありがとうございました。これらの方々の一部の方達はやはりここで述べたからくり、手口を見抜いていました。
もちろん番組の途中、つまり彼が私に寄ってきて式を書いた紙を二つ折りにして受け取った段階で何かここがあやしいとにらんだ私は新たに別の紙に別の式を書こうとしました。
それは先の式と似ても似つかないE=mc2というアインシュタインの有名な式です。しかし、残念なことに名刺は離れているマネージャーがもっているし、手帳は車にあったのです。『別の紙が欲しい』と叫ぼうとしましたがもうすでに本番が進んでいました。うかつでした。マジシャンはネタがばれないように進行が素早いのです。反省しています。私の側もそれ相当の準備をして臨むべきでした。


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2011年12月27日 (火) たけしの超常現象特番3


(5)サイコロのメを当てる
 彼は事前にたけしに大きめのサイコロを与えていた。たけしは『これなんだ、これなんだ?』と叫んであそんでいた。しかし、いよいよそのサイコロのメを当てるパフォーマンスが始まった。
 離れたところに背を向けてたけしが立ち、その前に大竹まことが立たされた。マジッシャンはそこから15メートルほど離れて、やはり背をむけて立ち眼をふさいだ。もちろんたけしの持つサイコロの上にあるメの数を見ることはできない。


 ところが彼は100%当てた!まさか大竹まことがグルのはずはない。大竹とは長いつきあい。彼は決してヤラセなどに加担しない。たけしの立ち位置の上に鏡があるのか?じっと眼をこらして点検したが、それらしきものはなかった。大きめのサイコロだったから中に電磁波の発信装置が仕込んであるのか?。しかし、それはむずかしい。なにしろ後でそのサイコロをたけしがもらってしまったらしいのだ。


 それなら大勢のスタッフが会場から双眼鏡で見てサインを送ったのか?しかし、たけしはまわりに見えないように両手でサイコロを包んでいたから、これも至難の技だ。そこで私は悩んだ。サイコロとマジッシャンを結ぶ、何もないではないか!?


 1日考えた。あった!それは通訳だった。ただひとり、たけしのすぐ傍にいたのは通訳だった。この通訳、テレビ局が雇った人か?マジッシャンがつれてきた人か?テレビ局側に確かめるとマジッシャンがつれてきたという。そうだ!この通訳もマジッシャン側のスタッフの一人だったのだ。そういえば帰りしなに、この通訳、私にむかって丁寧にお辞儀して『今年もお世話になりました、ありがとうございました』と言ったのだった。テレビ局が雇った一時的な通訳がこんなお礼の言葉を言うか?!思いだした。昨年もこの通訳だった!


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2011年12月28日 (水) たけしの超常現象特番4


最後にタレントの書いた星の形を言い当てたマジックを暴きましょう。



彼は最初に大きな紙に大きな丸を書きました。そして『大槻教授、あなたならこの丸の真ん中に何を書きますか?』と聞いた。私は『おへそのような丸』と答えた。このようにして数人のタレントに何を書くか、と聞いていった。最後の女性タレントは『星形』と答えた。

さて、黒いカーテンの向こう側にあるタレントがたち、こちら側に超能力者が立った。私が中間にいて立ち合い人。二人は同じ画用紙とマジックペンを持つ。彼は『ワン、ツウ、スリーといったら好きな絵を書いてください。そしたら私もそれを真似た絵を書きます』という。(お!?これは昔の宜保愛子の芸だぞ!)

彼は大声でワン、ツウ、スリー!タレントはゆっくり星型を書き始めた。すると彼もつづいて星形!会場ドヨメキ!

私は叫んだ。彼はタレントの絵を書くのが分かるというのか。それなら書き始めたのも分かるだろう。なぜ『ワン、ツウ、スリー』なんて合図を送るのか!彼にはタレントの絵描きなど見えていなかったのだ!と。そしたらどうして星型が分かったのか。やはり通訳が見ていたのだ。

ただ、通訳のサインの合図の種類は限られている。額に手をやるとか鼻をこするとか。幾通りもないだろう。そこで事前に、私を含めて何人かに『書きたい図柄』をたずね、それらをサインの順番にしたのだ。