kiratei2002-12-17

カツカレー丼


さて、カツカレー丼なる、ある種、奇っ怪なメニューである。

上野『川中島』(「和食」の川中島である。同じ系列に「うどん」「鳥やき」「寿司」店などあるが、和食割烹の川中島である)。

この近所に勤務していたときは、ときおりこの店で『カツカレー丼』(610円(当時))を頼んだものである。

出てくるのは、丼に盛られたご飯の上に、数切れに切られた薄いカツ(おそらく半分量)と
その上にかけられたカレールーわずかに福神漬け、そして味噌汁にサラダである。

おそらくは、カツは二度揚げであり、熱いっ!。
その熱さがカレールーで閉じ込められているから、丼の中は熱いっ!。

だから、同僚達と行って、
他が主流の「日替わり定食(「和定食」と「洋定食」がある)」、
σ(^-^)が傍流の「カツカレー丼」を頼むと、
カツカレー丼はたいてい最後に出てくるので、同僚たちが食べ終わったころ、
やっと食べ始めるということもある。

もちろん、二度揚げと言っても、高温で短時間あげて、
あとは低温でじっくり……などという本格的な二度揚げでなく、
8分程度火を通して揚げておいたものを、
オーダーを受けると揚げ直して熱くするものである。

さて、チェーン店の「とんかつ村」には、
『ロースカツカレー丼』なるメニューがあるが、気をつけなはれ。
ぢつは、このメニュー、「ローストンカツ」と「カレー丼」という二皿の料理なのである。
すなわち、このテーマで日記を書くきっかけとなった故 千葉選手(2002.12.09 没(-人-)によるものとは
逆の現象が起きているのである。

注:カツカレーの発案者は千葉選手と、言われている。
銀座『グリルスイス』にて、
千葉選手の発案により、カツレツとカレーライスを一緒に盛ったのが始まりと言われている。
だから、この場合は千切りキャベツが付く。