ある案件に対する緊急対応で、忙しい某部署への差し入れに……。
黙々とパソコンのキーを叩き続ける三村。
三村の傍らに置かれた叔父からの絵葉書。
「腹腹時計」の頁を繰りながら爆弾を作る瀬戸と飯島 ちゃんと木ヘラで捏ねてます。
100 廃墟・中(夜)
三村、キーを打ち終わる。
三 村:「出来た!、出来た〜〜っ!」
瀬 戸:「こっちも出来た〜っ!」
三 村:「ほんとか?!」
瀬 戸:「ああ。爆弾2個に火炎瓶100本」
飯 島:「おまけにプロパンボンベ3本だ」
完成した爆弾を抱えて瀬戸と飯島が近寄ってくる。
自作ハッキングソフト:「THE THIRD MAN」を起動する三村。
三 村:「よーし、作りなおすのに時間食った。ハッキングソフト・サードマン、行け!」
101 モニタールーム
突然全てのモニターがウィルス対策画面に切り替わる。
安 城:「どうした?」
兵士A:「ハッキングです!」
安 城:「どこからだ?」
兵士A:「わかりません!」
安 城:「逆探知できないのか?」
兵士A:「コネクションの数が多くて無理です」
兵士C:「ルートをとられました!」
兵士D:「ファイルが上書きされてます」
兵士B:「GPS管理モニター、凍結!」
慌しくキーを叩く兵士達。振り返り見るキタノ。
102 廃墟(夜)
ターミナル画面を覗き込みながらキーを叩く三村。
三 村:「(黙々とキーを叩く)」
ワクワクしながら見ている飯島と瀬戸。
103 モニタールーム(夜)
画面に現れ、シュートを始める三村のキャラクター:「THE THIRD MAN」。
安 城:「なんだ、こいつは?」
兵士D:「ウィルス侵入!」
兵士B:「システムが勝手に書き換えられてます」
兵士A:「すごいスピードです!」
兵士D:「ウィルスプロセス特定不可能!」
兵士C:「衛星管理システム、フリーズ!」
兵士D:「首輪管理モニター、アウト!」
兵士A:「全コネクション、カット」
兵士B:「禁止エリアが解除されます」
安 城:「どうにかしろ!」
ダンクシュートを決める:「THE THIRD MAN」。
地図画面上の禁止エリアが解除されていく。
全てのモニター画面に:「COMPLETE」と出る。
安 城:「あ〜〜〜〜っ!」
105 モニタールーム(夜) (特別編)
全てのモニターが:「THE THIRD MAN」に侵され凍結している。
兵士A:「(なす術もなく)完全にフリーズしました!」
隣の部屋からキタノが来くる。
兵士たち:「せ、先生!?」
安 城:「先生…」
キタノ無造作に、メイン電源を落とす。
真っ暗になるモニタールーム
一 同:「(呆然)」
キタノ:「再起動」
『王様の耳はロバの耳っ!、王様の耳はロバの耳っ!!、王様の耳はロバの耳っ!!!』 4936歩
電話連絡入る AM 08:30.....。
さて、出社すると、さる方から電話連絡がσ(^-^)に入る。
応じるσ(-_-)。
「はい……。
はい……。
わかりました。
こちらの分はこちらで対処します。
では……。」
σ(^-^) :「ふんふんふんふんふふふふぅ〜〜〜〜ん♪」
配下員 ST 君:「嬉しそうですけど、何かいい連絡だったんですか?」
σ(^-^) :「 (倫理削除) 」
王様の耳はロバの耳っ!
王様の耳はロバの耳っ!
王様の耳はロバの耳っ!
σ(^-^)の企画
どれくらいσ(^-^)が浮かれていたかというと、
『緊急連絡』とすべきところを、
『速報!』A^^;; と銘打ってメール連絡してしまったからも明白である。
「はい。
σ(^-^)の企画のは独立していて、
しかもASP(Application Service Provider)ですから……」