神楽坂倶楽部 2008.11.09

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2008年11月9日(日)


 というわけで、おかげさまで11月8日の音羽みずきバースデイライブも、無事終了いたしました。


 どうもこのところずっと胃腸の調子がとても低下気味で、食欲がないのはともかく、ゲリ気味(お食事中のかたのために小さな字(笑))が続いてしまい、きのうも明け方からずっとトイレ通いでヘロヘロ、という悪条件のなかで、音羽さんの神経はりつめた曲を無事弾けるかどうか、けっこうプレッシャーだったのですが、何回か「ををっしまったっっ」と自分で思ったりしたこともありましたが、結果的には大ポカにはならずになんとか無事にこなすことが出来てほっとしました。同時に、「やっぱりライブやるには体力がいる」って痛感しましたけれどもねえ。でも満員のお客様にはあたたかなアンコール拍手もいただきましたし、3年ぶりライブの音羽さんにも喜んでもらえたようで、私も懐かしいシャンソンの曲を沢山弾いて、まずはよかったよかった。


 そう、6年前までって、自分「シャンソンのピアニスト」だったんですねえ。シャンソンしか弾けなかった、というか……いまの嶋津健一先生について、ジャズを本格的にはじめたのがもうあしかけ6年前と思うとびっくりですが、その6年でずいぶん、私も変わったものだと思います。というより別人になっちゃったですね。


 「そうなってから弾くシャンソンはまたまったく違っていていい」といっていただきましたが、香川有美さんと毎月定例ライブをやっていた新橋の「梅の木」(もうないし……)香川さんといったいろいろなツアー、尾道だの鳥羽だの津だの……水織ゆみさんとやったオリベホールだの、考えてみるとシャンソンにもいろいろな思い出があります。


 このところ、シャンソン界の《ムッシュ》矢田部道一氏も亡くなったり、あちこちの店もしめたり様変わりしたりして、もう私が足繁く、毎晩のように入り浸っていた、シャンソニエとはずいぶんあちこちも違ってしまっただろうし、私は私でジャズクラブをうろちょろするようになって、それから病院でそれも出来なくなって「ジャズ聞きにゆきてえなあー」などと思いながらうちでCD聞いてたりするわけですが、でもそれでひっさびさに弾いたらフルートの理恵ちゃんにも店主の麻生さんにも「しみこんでる」「さすが手慣れてる」といわれてやはりなんだか複雑な気分でした。それにやはり、弾いてみると「ああ、いい曲だなあ」と思う曲もたくさんあり――と言いつつ今日は、実は同じリラキシンでジャズのセッション会です。シャンソンの弾き癖が出ないように気を付けなくっちゃ(笑)


 いささか、体調が低下してるのにスケジュールばかり先走りすぎた感がありますが、幸い休薬期間に入ったし、少しづつ体調もアップしてきつつあるようです。これを大事にして、なんとか休薬期間のあいだに少しでも栄養とって次の投薬期間にそなえようと思います。もう長期戦になることは決まったんだし、そのためにはすべて、免疫力と体力だしね。食べ物が、調子悪くなるととたんに「粘土を食べてる」みたいになってしまうので、それをなんとか乗り切らなくてはいけません。ともあれ、きのうのライブが無事終わってやれやれです。どっと肩の力が抜けました。11月はあとは、母のお誕生日とか、22日の水上まりちゃんとのライブとか、そのくらいかなあ。もうみんな、楽しみなことばかりだから、だんだん寒くなるなか、楽しく12月まで突っ走れたらいいと思っています。でもきのうもお客様のなかにマスクしていてずっとごぼごぼいってるかたもおいでになりました。皆様も、おかぜにはくれぐれもご注意下さい。



2008年11月9日(日)



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