方面艦隊司令部の奴等、いったい何を考えていやがる、
本艦を囮にする気か?。
如何にあと数年を残して退艦予定で、
代艦設計計画すら始まったと
退役間近の老朽軽巡洋艦1隻で何が出来るか
少なくとも、改-海豹級と海蠍級の計二隻の敵性潜水艦−どちらも通常動力型です−が、
この海域に展開したのは確かだと思われます。係留桟橋には姿は見えず、また海峡で浮上航行する姿が確認されたとの情報省からの連絡です。
現在、想定海域に対して、対潜哨戒機によるが行われていますが、未だ探知出来ておりません。
しかし、如何に退役間近とはいえ、この艦を囮にするつもりか?
後方には、第二対潜艦隊の軽巡洋艦×1、駆逐艦×4からなる対潜が後続しています。
ここは、巡行速度を落として、彼らと合流してはどうでしょうか?。
艦橋にいた、艦長と副長が始めた議論は、議論が目的ではなく、
状況と、本艦が置かれた状況を、その目的は艦橋にいる乗務員に知らせる事だと
戦闘艦橋のほぼ中央にあるテーブルに使い古され一部は海図を前に、
「敵性潜水艦がこの海域に潜入したのは確かだと思われる」
「しかし、哨戒機による数度にわたる探索でも未だ見つかっていない。」
「この事実をどうみる?」
「沈底待機しているものと判断します。我が艦隊が通り過ぎた後に、背後から襲撃をかける、
もしくは、後続の補給部隊に対して攻撃を掛ける
」
。