『そこにいるだけでよい』
うん、あのね『王族としての高貴な義務』を放棄して出奔した……というのまでは、
まだ、ファンタジーとしてよくある話として許せるのですよ。
ですがね、σ(^-^)に許せるのは、そこまでなのですよ。
そして、事件を、自分の力で解決するのならわかるのです。
だけど、なんで他人に頼ろうとするのでしょうか?。
そりゃ、グイン世界には、グインというオールマイティというすでに次元を越えた存在の御仁がおられます。
マリウスは、ケイロニアの皇族の一員となり、
再び『王族としての高貴な義務』を果たす責任が生じたのに、
なぜ、そこでまた個人としての感情に走るのでしょうか?。
幼年期の帝王学教育に問題があったのかもしれないが……。
でね、何かトラブル起こしても、それを自分の責任として、自分で解決するのならいいのです。
ですがね、(これからが、σ(^-^)がマリウスを嫌いな理由なのかもしれませんが)
頼られるのがσ(^-^)だったら、そのσ(^-^)はσ(^-^)自身のことで、手一杯なんですよ。
σ(^-^)が、事件を見事に解決していたとしても、それはσ(^-^)の領地内のことだからであり、
そんなところに駆け込んできて、助けてくれなどといわれても、
普通だったら無理なわけです。
無理でも助けに行くのが『仲間』かもしれませんが。
σ(^-^)はそれよりも、σ(^-^)の高貴なる義務とその結果を重視します。
結局、自分自身がトラブルを起こす存在だということを認識しておらず、
必ず、マリウスがなにかすると、トラブルが起こる。
そういう存在が、σ(^-^)は非情に邪魔なだけなんです。嫌いなだけなんです。
他人もいろいろ事件案件トラブルを抱えて手一杯なのに、
安易にそれに頼ろうとするその姿勢、
それが一番σ(^-^)の気に入らないところなのかもしれません。