栗本薫 さま の Web での 最期 の 言葉


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2009年4月28日(火)


まただいぶごぶさたになってしまいましたが、そのあいだに、今岡さんの

手術のほうは予定どおりに無事終了いたしました。あとは体力の回復を

待つばかりの状態で、予後もたいへん良好のようです。御心配いただいた

皆様、どうもありがとうございました。



 60歳とはいえ日頃から気を付けてよく歩いたり、もともとの体力もある

のでしょう、私のときとはずいぶんとようすが違っていて、こう膜外麻酔は

1日で抜いてしまうし、ドレーンはつけないですんだし、私が「終わりました」

といわれてICUに面会にいったらもう完全に意識がもどっていて「やっほー」

などといったり、どうも調子が狂います。そういう自分のほうは、長いこと、

病室で待っていたのでへろってしまい、車椅子を借りてICUにゆくことになっ

たりしたので、いったいどっちが患者だかわからない状態でした。でもあの

車椅子は助かったけど。



 この数日私のほうの状態は最低最悪もいいところだったのですが、たぶん

それも旦那さんの手術、ということがかなりストレスになっていたのではない

かと思います。きのうはぐっすり寝て、きょうはずいぶん回復しました。この

まま、ゴールデンウィークのあいだに、のんびりしてもうちょっと体力をつけ

なくては、とにかく食べられるものが食べられないので、なんとか少しでも

食欲を取り戻さなくてはと思っています。でないと、仕事もなかなか思うよう

にはかがゆかなくてもどかしいかぎりです。



 でもとてもいい季節になって、すてきなゴールデンウィークがきそうですねえ。

皆様は素晴しいゴールデンウィークをお迎えになって下さい。私もこういう状態

なりに、あちこちでお花などを眺めてひっそりと楽しんでいようと思います。



 ライブ復活については、それよりさきに小説をなんとかしなくてはならない、

というのがあるんですが、なるべくとにかく早く元気になりたいですね。このと

ころずっと調子が悪かったのでものごとがすっかり停滞してしまっています。

5月になってものごとがもっといい方向にむかってくれたらいいなと思っていま

す。



 それではきょうのところは短いですが、こんなもので……





            2009年4月28日(火)