2014.05.21 19:07


 パソコン遠隔操作事件で、威力業務妨害罪などに問われている元IT関連会社社員・片山祐輔被告(32)(公判中)のマンション駐輪場の屋根裏から、小型パソコンが見つかっていたことが捜査関係者への取材でわかった。


 片山被告は「自分のものだ」と認めており、警視庁は片山被告が保釈後、「真犯人」を名乗って送信したメールの作成に使ったとみている。


 捜査関係者によると、小型パソコンは東京都江東区の片山被告が住むマンションの共用駐輪場の屋根裏に隠されており、同庁の捜索で発見された。片山被告は3月5日に保釈された後、弁護団に無断でスマートフォンとパソコンを購入し、報道各社に「真犯人」を名乗るメールを送った。


 弁護団によると、片山被告は「パソコンで作った文書を記録媒体を介してスマホに移してから送った。パソコンは自宅以外の場所に隠した」と説明。同庁は駐輪場から見つかったのはこのパソコンだとみている。