SIRVA

 

これだなぁ …… 。

SIRVA


SIRVA ( Shoulder Injury Related to Vaccine Administration ) は ワクチン接種に関連した肩関節障害と訳され、
ワクチン接種後に生じる肩の急性炎症であり、2010年に名称を提唱されました。
炎症による肩の疼痛の持続、可動域制限(腕が上がらなくなる、後ろに回らなくなる)を認めます。

痛みは通常、ワクチン投与から48時間以内に始まり、数か月持続する場合が多いとされますがさらに続く場合があります。
不適切な部位へのワクチン投与が原因と考えられております。
女性の頻度が高いです。安静にて軽快しない場合、治療としては消炎鎮痛剤の内服、ステロイド注射、理学療法など保存的な治療が一般的です。
日本ではインフルエンザワクチンは皮下注射されておりますが、海外ではインフルエンザワクチンもそれより深い筋肉注射が一般的であり、新型コロナのワクチンが開始される以前から SIRVA が多く発生してきました。

日本国内でも新型コロナのワクチン接種のために筋肉注射の機会が増えているため、
今後 SIRVA が国内でも増えることが危惧されます。