kiratei2003-09-21

推理小説常習犯―ミステリー作家への13階段+おまけ
講談社プラスアルファ文庫
森 雅裕 (著) 文庫 (2003/04) 講談社

よくぞ、この本を出版したっ!>講談社

なにしろ、この本には講談社の悪口がこれでもかと書いてあるのである。
講談社から出ていたこの作者の他の作品はすべて絶版で入手はほとんど不可能。

でも、この人の描く女性は好きである。
とくに、鮎村深尋が大好きである。

深尋シリーズ(ハードボイルド調の文体で描かれる土突き漫才?)は、二作が文庫本化され絶版。
三作目蝶々夫人に赤い靴(エナメル)がハードカバーで絶版(←探しています。どなたか譲ってくれませんか?)四作目は書かれたが、出版されていないという噂。

作品としてのまとまりとしては、『流星刀の女たち』がお薦め。
ただし、作中の人物と、挿絵ならぬ挿写真(なんと、作者自身が撮影)の女性が、
作中のキャラとかけ離れているのが残念。


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