2004.08.03 (火) 『……この艦では、奴等に勝てない……』
『この見積もりでは仕事は取れない』
σ(-_-)とて、いわゆるSE(システムエンジニア)どころかPG(プログラマ)的な部署に居た時期もある。
しかも、情報システム系ではなくて、組み込みプログラム系の職場である。
その部署で、与えられた仕様書(と言うなの単なるメモ書き)の内容に対して、
ある開発期間を見積もり、上司に提出したことがある。
そのときの上司だった御方ののコメントが
『この見積もりでは仕事は取れない(、だから見積もりし直せ)』である。
別にσ(-_-)は余裕を見て見積もったわけではない。
与えられた仕様に対して、
σ(-_-)の能力でどれくらいの期間で出来るかをきちんと見積もっての回答である。
だが、その見積もり内容/回答内容は認められず、再考を指示された。
多分、この時の上司だった御方の判断は
社外的なビジネスとしてはおそらくは正しかったのであろう。
まったく同じ仕様に対して、他者もしくは同業他社なら、
より短期間で安価な見積もりを出してくるのだろう。
ちなみに、σ(-_-)に取っては、まったく従事した経験のない
『組み込みプログラム』という分野、
扱ったことのないマイコン、扱いにくいマイコン、
アセンブラという言語、貧弱な開発環境……。
σ(-_-)としては、それ以上開発期間を短縮したら、
案件自体を引き受ける事が出来ないと判断した結果の見積もりであり、
上司としては、そんな期間費用という見積もり内容では
他社に仕事を取られてしまう意味でのNGである。
だが、これ以上σ(-_-)に何をしろと言うのだろうか?。
上司の気に入る見積もりを提出して、この業務に失敗すべきであったのだろうか?。
「開発期間が短いほど、その開発費用が安い」という状況もσ(-_-)には理解不能であった。
通常の開発体制で、必要な開発期間が与えられられないのなら、
σ(-_-)としては、より開発費用は高額となるべきである。
σ(-_-)はこれを『特急料金』と呼称している。