廻り環る多くの日月重り復る幾ばくの山水ぞ

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「 精霊 冥漠に入りて 容止を見るに由あらず
  骸骨 灰塵と作りて 音旨を傳ふるに處なし

  廻り環る多くの日月重り復る幾ばくの山水ぞ
  哭することを罷みて平生を想う ……    」


   だ、旦那しゃま!?。


   いつも強気の 旦那しゃま がどうなしゃったのでしゅか ?。


「 …… 一言遺りて耳にあり ……


  死すとも生くとも将に爾に報いなむとおもふといへ
  曰く 吾れ 陰徳を被れリ 死すとも 生くとも 将に 爾に報ひなむと おもふといへり


  惟れ 魂にして 霊有るものならば 舊の知己を 忘るること莫
  ただ要ず 本性を持して 終に 傾倚するところ なからしめむことを


  君、我が凶慝を瞰ませば 我を撃つこと 神鬼の如くあらまほし
  君 我が辜無きを察みせば 我がために 冥理を請ひてまし
  冥理遂に決すること無くは 茲れより長く已むなむ


  言へば涙し 千行ながる 我路今し 此の如し
  聞けば 腸い九たび轉る 幽途 復 何以ぞ
  拙詩 四百言 以って  使君が誄に代へむ  …… 」


   だ、旦那しゃまぁ〜〜〜〜 !? *1





*1:   意訳しゅれば、「 そのとき、どんなに遠く離れてしまっていても、
  もし σ(-_-) が進むべき方向を間違っていたら、そのときは遠慮なく諌めておくれ 」 という意味のようでしゅ。